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◎〔東京株式〕小幅安で下げ渋り=売り先行後に押し目買い(21日前場)

 【第1部】日経平均株価は前営業日比51円97銭安の1万9469円62銭、東証株価指数(TOPIX)は1.51ポイント安の1564.34と、ともに小幅安で、下げ渋る展開だった。円高や米国株の上値の重さを受け、利益確定売りが先行した。しかし、株価下落局面では割安感を意識した押し目買いが入り、徐々に値を戻した。出来高は概算で8億3111万株。
 ▽米金利低下によるドル安・円高が重し
 米国長期金利の低下を背景にしたドル安・円高や米国株の上値が限られた動きが重しとなり、東京株式市場も軟調な展開だった。米金利低下が保険、銀行株への売りにつながった。また、円高を受けて輸出関連株にも利益確定売りが広がり、日経平均株価は一時前週末比180円超値下がりした。
 ただ、売り注文が一巡した後は押し目買いに下げ渋り、「地合いが悪いわけではない」(銀行系証券)との指摘があった。企業業績は堅調で、3月期末接近とともに、「好業績を先取りする動きや配当取り狙いの買いが入りやすい」(大手証券)という。日銀の上場投資信託(ETF)購入に対する期待感もあり、日経平均はじりじりと値を戻した。
 もっとも、上値を目指す勢いは限られたのも確かだ。20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議での協調体制のほころびや、トランプ米政権による景気対策の策定遅延、国内では「森友学園」問題など「漠然とした不安感が投資意欲を圧迫している」(同)状態にある。日経平均の力強い上昇は期待薄と言えそうだ。(了)
[時事通信社]
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