「保護主義反対」削除で不穏なムード - ただ“下値は抑制される”…!?

3/21 10:36

◆上値重く、112円台へ下落

※ご注意:予想期間は3月22日と表示されていますが、本日(3月21日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


対ドルでのポンド買い戻しがドル売りを誘い、これにG20を控えたポジション調整が加わりました。
ドル円は先週末NYタイムに早くも112円台へと値を落とし、そのまま週を跨いでいます。

そして注目のG20では「保護主義反対」の文言が削除され、マーケットには“不穏なムード”が漂っています。
もっとも“織り込み済”との声も根強く、東京勢不在で流動性の乏しかった昨日でも“突っ込んだドル売り”には慎重姿勢も見られました。

◆“もう一段の下値追い”への懸念は募るが…?

それでも“仕掛け的な動き”は根強いものがありますので、“もう一段の下値追い”を模索してこないとも限りません。
早くも一部からは「2/28安値(111.699円)/2/7安値(111.586円)を試す」との声も聞こえてきているだけに、懸念は募るところです。

◆それでも“割り込むのは容易ではない”…!?

一方で“112.30-00円には国内輸入筋のドル買いオーダー”が控えており、実質的な連休明けとなることもあり“かなり本格的に”置かれています。
割り込むのは容易ではないと考えられる中、本日はダドリーNY連銀総裁/ジョージ・カンザスシティー連銀総裁/メスター・クリーブランド連銀総裁の講演が予定されています¥
いずれも“タカ派寄り”と見られる3人なだけに、内容次第では“年4回利上げへの期待感”が再浮上してもおかしくありません。

“100日移動平均線(本日は113.223円)”を明確に下回り、また見方を外した直後でもありますので“一旦手控えざるを得ない(様子見)”ところではありますが、“下値は抑制される”と見たいところです。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:113.879(日足・一目均衡表転換線)
上値4:113.603(3/10~3/20の38.2%戻し、3/16-17高値、日足・一目均衡表先行スパン下限/基準線、20/50日移動平均線)
上値3:113.225(100日移動平均線、ピボットハイブレイクアウト)
上値2:113.073(ピボット2ndレジスタンス、大台)
上値1:112.889(3/20高値、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:112.536
下値1:112.370(月足・一目均衡表基準線、ピボット1stサポート)
下値2:112.167(ピボット2ndサポート)
下値3:112.000(大台)
下値4:111.899(ピボットローブレイクアウト)
下値5:111.699(2/28安値)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔マーケット・チェック15分Webセミナー〕にて公開。

10:54 ドル円 抵抗・支持ライン追加

更新履歴

  • [ 03月21日10:54 ] 10:54 ドル円 抵抗・支持ライン追加
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武市佳史 (たけちよしふみ)

株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト