トランプ演説待ち・・・・・

著者:柳澤浩
投稿:2017/02/28 16:44

方向感に欠ける揉み合い継続か?・・・・・

昨日の海外市場ではトランプ大統領演説を警戒してのドル売りの流れが継続し、非国防資本財受注が弱い数字となった事等も加わって、ドル円は一時112円の大台割れとなりました。

しかし、カプラン・ダラス連銀総裁が「政策金利は早めに引き上げるべき」と述べると、米国債利回りが急伸。これを受けてドル円も112.80円台まで急反発となって、NY時間を終えました。

本日の東京時間には、朝方は日経平均株価が反発して上げ幅を拡大したものの、午後には伸び悩んだ事から、ドル円も上値の重い展開となり、現在は112.40円台まで押し戻されています。

今夜も海外時間には、複数のFOMCメンバー発言や、米・シカゴPMI、米・消費者信頼感指数の発表が予定されています。しかし、トランプ演説待ちとなっている為、方向感に欠ける展開が続きそうです。
柳澤浩
(株)FXプライム byGMOチーフアナリスト
配信元: 達人の予想