午後:債券サマリー 先物は6日続伸、日銀の金利抑制姿勢を意識

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/02/24 16:15
 24日の債券市場で、先物中心限月3月限は6日続伸。日銀の国債買いオペで予想外に長期ゾーンが対象となったことで、日銀の長期金利抑制姿勢が意識された。

 債券先物は買い先行でスタート。前日に実施された20年債入札が順調な結果となったことが買い安心感につながったほか、23日の米債券相場が上昇したことも追い風となった。午後は、日銀オペで「残存期間5年超10年以下」の応札倍率が前回に比べて低下したことを好感。「同10年超25年以下」と「同25年超」の倍率は上昇したが相場への影響は特にみられず、日経平均株価の軟調な動きが下支えとなるかたちで堅調地合いが続いた。

 この日の先物3月限は150円27銭で始まり、高値は150円46銭、安値は150円23銭、終値は前日比23銭高の150円39銭。出来高は2兆9024億円となった。

 現物債の利回りは、10年債が前日比0.015%低下の0.060%、20年債が同0.005%低下の0.650%、30年債が同0.005%低下の0.845%だった。


出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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