DWTI(4576)本日大引け後IRへの見解

投稿:2017/02/23 19:00

■非開示だった業績見通しは赤字拡大

前回と今回の比較
23日大引け後にDWTI(4576)の非開示になっていた通期業績の赤字拡大と、中期計画が出ておりました。
通期の赤字自体はコンセンサスだったでしょうが、拡大という予想に対してネガティブに捉える見方が多いのではないかという事が予想できます。
一方で、ポジティブな見方をすれば中期計画では31年度に黒字化を目標にしている事が見て取れました。
ずっと赤字バイオ企業だった銘柄が、黒字を目標に出来る程までに見通しは明るくなってきた。もしかすると、配当なども将来期待出来るかもしれない、と。

また、[H-1129]のオプション権行後に受領する契約一時金並びに開発及び販売の進捗に応じて受領するマイルストーンフィーは、医薬品事業会社が評価中という事で、計上していない点にも注目したい。
このオプション権行使は、最大で73億円受領する可能性もあります。本件云々によっては、予想が大きく覆るという事もある訳であります。

拡大している赤字も、既に発表済みの先行投資した事業のものであって、この事業によりパイプラインが増えた分、売上も増加するという事も考えられるのではないかと、私は少しばかりポジティブに捉える事も出来るのではないかと考えました。元より、今期の数字にどれ程のトレーダーが、どれ程の期待を寄せていたかにも寄ると思われますが。
私自身は、この赤字バイオ企業業績が短期で大幅改善するとは思っておらず、未来を見据えて大相場が来るのではないかと見ていました。

目先は短期トレーダーの失望売りも出てくるでしょうし、チャートが一旦崩れる事も考えられます。
もしそうなってくれば、下がったところは拾っていく姿勢が吉と考えています。
本田隆一郎
株式投資暁投資顧問 取締役
配信元: 達人の予想