午後:債券サマリー 先物は続伸、円高や株安の進行が支援材料

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/01/23 16:16
 23日の債券市場で、先物中心限月3月限は続伸。円高・株安の進行が支援材料となり、午前には一時150円32銭まで上昇した。

 注目されたトランプ米大統領の就任演説は、経済政策への具体的な言及がなかったこともあり、20日の米債券市場では一旦イベント通過による材料出尽くし感が台頭。このところ売りが優勢だった米長期債には買い戻しが入り、東京市場はこの流れを引き継ぐかたちとなった。ただ、この日に実施された日銀の国債買いオペで「残存期間1年以下」と「同5年超10年以下」の応札倍率がともに前回に比べて上昇してことで、午後は需給の緩みが意識されるなか上げ幅を縮小した。

 この日の先物3月限は150円22銭で始まり、高値は150円32銭、安値は150円16銭、終値は前週末比7銭高の150円25銭。出来高は1兆7837億円だった。

 現物債の利回りは、10年債が前週末比0.005%低下の0.055%、20年債が同0.005%低下の0.625%、30年債が同0.005%低下の0.790%となった。


出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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