短期トレンド転換で、さらなる上昇は?【2017/23/16-01/27】

著者:横山利香
投稿:2017/01/22 09:13

利食い優先の短期売買で

日経平均株価は1月17日に1万9,000円を割り込みました。
前回「短期的な下値支持線を割り込んだため、トレンドが転換する可能性があるかもしれない」と解説しました。
英国のメイ首相の演説に対してリスクオフが進む形で株価は下落しましたが、想定レンジのほぼ範囲内での下落となりました。

NYダウは大統領の就任式を前に高値圏で警戒する状況が続きました。
ドル円相場は短期間で乱高下する状況になりました。

気になるのは、日経平均株価の今後の動きです。

株価チャートを見る限りでは、短期的な下値支持線を割り込んだことでトレンドが変化しました。株価は1月18日に1万1万8,650.33円まで下落しましたが、終値では1万8,894.37円で取引を終えたことで、短期的なリバウンドに転じました。

大統領の就任式という一大イベントを通過しました。今後はトレンドがはっきりしない展開になる可能性もあり、外部要因での値動きには注意を払っておきたいところです。短期的なレンジの上値は1万9,300円、下値は1万8,800円、それぞれプラスマイス250円とします。
当面は短期売買で、吹いたら売り、もしくは戻り売り戦略がいいかもしれません。
横山利香
認定テクニカルアナリスト(CFTe)
配信元: 達人の予想