【1月19日予想】調整一巡、海外投資家の押し目買い入る。今日注目の業種は?= フェアトレード 田村祐一

著者:田村祐一
投稿:2017/01/18 19:12

目先の調整は完了か

*前日の値動き*
1月18日の日経平均は前日比80円84銭高となり、1日を終えました。
3日ぶりの反発となっています。
午後、外国為替相場で円高が一服したことで投資家心理が改善し、出遅れていた海外投資家の押し目買いが入った模様です。


*為替相場の動き

一方、18日大引け後の為替は15時13分時点では1ドル=113円23~24銭と、前日17時時点に比べ5銭の円高・ドル安水準で推移しています。
方向感が無く、様子見ムードが強まっている様子です。
この流れを受け、19日以降の日本株はどっちつかずの値動きとなる可能性があるでしょう。



*為替を受けての相場の展望

為替の動向がはっきりしない今、影響を受け易い銘柄への投資はリスクが高いと考えられるでしょう。
そう考えると、相対的に内需株の注目が高まってくる可能性が期待できるでしょう。

【為替感応度の低い業種】
○電気(前週比-1.16%)
○ガス(同-1.16%)
○保険(同-1.64%)
○銀行(同-3.51%)

※上記は、2003~2005年の円高進行時や、2013~2015年の円安進行時に、
 あまり値動きが左右されなかった業種です。

上記が、為替によって株価が影響を受けづらかった業種の一例です。
中でも、銀行業はここ1週間で下落していますので、
これから人気化の兆しがあっても、おかしくないと考えます。



*結論*
これらの内容を踏まえ、1月18日のスタンスは【同水準となる】と予測します。
中でも、直近下落している銀行業は統計的に見ても為替の影響を受けづらかったことが分かっています。
ぜひ、注目してみてください。
田村祐一
フェアトレード(株)所属
配信元: 達人の予想