今夜から明朝の注目材料は＝外為どっとコム総研 神田卓也

今夜から明朝の注目材料は

東京市場のドル/円は、113.10円台まで調整しましたが、日本株が大きく上昇する中で底堅く、113.60円台に値を戻しています。今夜の展開を読む上で注目材料を確認しておきましょう。

12/8（木）
21:45☆ ＥＣＢ、政策金利発表
22:15 カナダ11月住宅着工件数
22:30☆ ドラギＥＣＢ総裁、定例記者会見
22:30☆ 米新規失業保険申請件数
22:30 カナダ10月新築住宅価格指数
22:30 カナダ10月住宅建設許可件数
23:00☆ メキシコ11月消費者物価指数

12/9(金)
10:30☆中国11月消費者物価指数
10:30 　中国11月生産者物価指数

※☆は特に注目の材料

本日の目玉イベントは欧州中銀（ECB)の政策発表とドラギ総裁の会見でしょう。来年3月に期限を迎える量的緩和（QE)の取り扱いが焦点となっており、ユーロが主役の相場展開が見込まれます。ECBが、市場予想の通りにQEを半年延長すればドル/円の動意は限られそうですが、もし段階的縮小（テーパリング）を表明すれば、ユーロ高（ドル安）・株安に振れやすく、その影響がドル/円にも波及する可能性があります。

（欧米時間のドル/円予想レンジ：113.000-114.300円 ）