伊国民投票結果にドル円微妙!?

著者:遠藤寿保
投稿:2016/12/05 09:51

マーケットコンディション

先週末のドル円は、114.06円で始まると、東京時間は米雇用統計を控え調整の円買い優勢となり、ドル円は一時113円台半ばまで下押しするが、104円を挟む小動きで終始した。ロンドン時間も、調整の動きで114円を挟む小動きとなった。NY時間、11月の米雇用統計で非農業部門雇用者数は17.8万人(予想18.0万人)、失業率4.6%(予想4.9%)と無難な発表となると、ドル円は利益確定の動きからか、114.20円まで上昇後、113.28円まで下落となり、113.52円でクローズをむかえた。

伊国民投票結果にドル円微妙!?

今朝方の伊国民投票では、改憲が否決されることなり、レンツィ伊首相は辞任となるようだ。ドル円への反応微妙で、ユーロ売りからのユーロ円売りで、ドル円は一時112.86円まで下押ししたが、現在反発中。連想売りからくる、最悪な展開は避けられた感じである。先週末の米雇用統計発表後の動きからすると、12/14のFOMCでの利上げは、折り込み済み感があり、月内大きな下げ材料予定もないが、期待する上げ材料予定もない。しばらくは、113円から115円のレンジ形成か。

☆戦略

買い

注)本日の予想は12月05日9:50に寄稿したものです。
また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、実際の取引可能なレートと異なる場合があります。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想