来週の為替相場見通し＝一段のドル高基調継続も

　来週の外国為替市場のドル円相場は、ドル高基調が継続する可能性がある。特に週末の米１０月雇用統計は注目されそうだ。予想レンジは１ドル＝１０４円５０～１０６円５０銭。

　この週は後半にドルは３カ月ぶりとなる１０５円台を回復し上昇基調を強めた。米長期金利は５カ月ぶりの水準に上昇し、日米金利差の拡大観測からドル買い・円売りが強まった。来週は１日に日銀金融政策決定会合、２日に米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）の結果が発表されるが、８日の米国大統領選を前に日米両国ともに金融政策の現状維持が見込まれる。ただ、米国の１２月利上げ観測は強く、ドル高の基調は継続しそうだ。来週は、１１月１日に中国１０月製造業ＰＭＩや米１０月ＩＳＭ製造業景気指数、２日に米１０月ＡＤＰ雇用統計、４日に米１０月雇用統計の発表がある。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）