ドル円、104円挟み調整続く!?

著者:遠藤寿保
投稿:2016/10/24 09:44

マーケットコンディション

先週末のドル円は、103.94円で始まると、東京時間は前日のドル高継続となり104円台の前半で推移。黒田日銀総裁が追加緩和に否定的コメントを出すが動きは限定的。午後は日経平均が軟調となり、103円台後半で推移。ロンドン時間、ECBが12月会合で緩和を検討する可能性を示したことでユーロドルが軟調となり、ユーロ円の下落もあり。ドル円は103.67円まで下押し。NY時間、日経平均先物が軟調となり、ユーロ円・カナダ円などのクロス円の下落で、ドル円は103.52円まで下落したが、米長期金利が上昇すると、ドル円は104円台を回復。その後は方向感なく、103.82円でクローズをむかえた。

ドル円、104円挟み調整続く!?

黒田総裁は、来週の金融政策決定会合で、政策据え置きを示唆した。しかし、マーケットの反応は限定的となった。やはり先月末のOPECによる原油減産合意で、ドル高の流れに転じたため、この局面では様子見と判断しているのかもしれない。
ドル円は、上昇意欲が高まる中、決定材料不足で高止まりとみる。上昇意欲のある状態での仕掛けの方が、効果が高いのは明白。日銀の出方に注目。

☆戦略

買い

注)本日の予想は10月24日9:40に寄稿したものです。
また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、実際の取引可能なレートと異なる場合があります。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想