<8/1~8/5>今週の日経平均の動き

著者:Korosuke
投稿:2016/07/31 06:14

大型株から新興市場へ

日銀の追加緩和の発表があり、7/29の日本市場は場中に大きく乱高下しました。

とくに驚いたのは前場が引けてから昼休みに入っているときの先物の値動きです。
急に200円近く上昇していったので、追加緩和が決定しサプライズがあったのではないか?と、このまま上昇していくだろうと
思って見ていたら、突然1分間16600円から15900円近くまで一気に700円下げるというとんでもない動きになりました。

このような動きになるのは、アルゴによる高速売買が先物市場に浸透してきていることを表していますが、もはや人間の手動の売買では、追いついていけない動きです。

このような動きが日中頻繁に行われて動くようなら、一般の個人投資家にとっては公正な市場とは言えなくなってしまうので、少し取引所も考えた方がよさそうです。

その後も日経平均はまた上に400円近く戻ったと思いきや、また元の位置まで下げたりと、場中に乱高下繰り返しました。
デイトレードを行う分にはボラがある方がいいので、このような動きも悪くはありません。
システムトレードで行うデイトレードですと、寄りと引けの株価しか見ないため、場中の動きは気にせず、このような日も何も慌ただしく動いたりバタバタする必要もなく、やることは変わりません。

もし、場中のこのような動きを追いかけて瞬間的に利ザヤを取るようなデイトレードをやっていたら、精神的にもかなり疲れる
一日だったのではないでしょうか。

今週の日経平均は、上昇期間がもう少し継続しますが、それでも戻りの上限は17000円がいいところですから、日経平均連動型
の大型株の方はそろそろ買いポジションを少なくしていきましょう。

8月相場は日経平均と大型株は調整する月になるので、そのとき資金の向かう新興市場が相場の主役になりそうです。
新興市場の下げすぎた銘柄はじっくり仕込んでいきましょう。
Korosuke
株式会社テラス
配信元: 達人の予想