■金融政策決定会合まではレンジを決めて利幅を狭めたカウンタートレード
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■昨日は、イベント前の本国での景気対策発言をきっかけに一時106円ミドルまで上昇したものの、その後は利食い売りに
押される展開となりました。
また、FOMC声明に関しては利上げを明確に示唆する内容でなかったこともあり、材料視されませんでした。
声明文の内容においては、「短期的な経済見通しに対するリスクは低下している」との文言が入りましたが、9月利上げの
インパクトまでには至っていないとみています。
米経済は緩やかに景気改善がみられるものの、インフレ見通しに関しては上向かないことが利上げに踏み切れない材料と
なっています。
その意味では、7・8月の雇用統計において平均時給は9月利上げを行う上で重要なポイントであるとみています。
■本日は、明日に控える日銀会合を前に神経質な展開を予想しています。
既に昨日、安倍首相は大型景気対策を出しているだけに、日銀のスタンスがその財政を後押しする緩和策を出せるのか
どうかが注目です。
少なくても市場は、ヘリマネ否定によって緩和手段が無くなったとの見方も出てきており、その中で緩和策をやるとなると、
更に日銀の政策手段は無くなる見方も少なくありません。
いずれにしても、明日の日銀の回答が出るまでは、105円を挟んだ展開をするとみています。
■テクニカルとしては、この2日間のロウソク足を見れば上下にヒゲを伸ばし、更に陰線陽線を付け気迷いが生じやすい足
になっています。
その点を考慮すると、レンジを決めて利幅を狭めたカウンタートレードを仕掛けたいと考えています。
下値ポイント4時間足ベース
・ボリンジャーバンド-1σ(104.64円)
・ボリンジャーバンド-2σ(103.95円)
上値ポイント4時間足ベース
・ボリンジャーバンドセンター(105.32円)
・ボリンジャーバンド+1σ(106.00円)