今夜から明朝の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2016/06/29 16:29

今夜から明朝の注目材料は

東京市場のドル/円は、株価の堅調推移にもかかわらず戻り売りに押される展開となり、一時102.10円台まで弱含む場面もありました。欧米市場に入る前に注目イベントを確認しておきましょう。

6/29(水)
17:00 ラウテンシュレーガーECB専務理事、講演
17:30 英5月消費者信用残高
17:30 5月英マネーサプライM4
18:00 ユーロ圏6月消費者信頼感指数
19:30 コンスタンシオECB副総裁、講演
21:00☆ 独6月消費者物価指数・速報値
21:30☆ 米5月個人消費支出(PCE)
21:30 米5月 個人所得
21:30☆ 米5月PCEコアデフレータ
22:30☆ ドラギECB総裁、講演
23:00 米5月住宅販売保留指数
23:30☆ EIA週間原油在庫統計
----- EU首脳会議(ブリュッセル、最終日)

6/30(木)
07:45  NZ5月住宅建設許可
08:50  日本5月鉱工業生産・速報

※☆は特に注目の材料

市場は英EU離脱ショックからなんとか立ち直りつつあるようで、これまで気にする余裕すらなかった米経済指標にも、利上げを巡って徐々に関心が戻りそうです。ただ、米利上げは早くても12月であり場合によっては利下げの可能性も、というのが足元の見方です。そうした中で5月個人消費支出が予想(前月比+0.4%)を下回るようだとドル売りを誘発する事も考えられます。

(欧米時間のドル/円予想レンジ:101.700-102.800円 )
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想