EU離脱で短期的には大チャンスか

短期的なリバウンドが狙える局面

日本株市場が大きく下落しました。日経平均株価は前日比7.9％マイナスの14952円02銭、東証マザーズ指数は前日比8.5％下落の890.67ポイントとなっています。

英国の国民投票の結果が、事前予想と異なりEU離脱という結果が出たことを受け、日本株市場も後場に入り急落。日経平均株価は約1300円も下落しました。

英国の国民投票に関して、「EU残留」の可能性が高いという事前予想でしたが、結果は予想外の「EU離脱」で金融市場は日本だけでなく世界各国で混乱に陥っています。為替も一時1ドル99円台に突入するなど、株に限らず、為替や原油市場まで価格が大きく動いている状況です。

では今回の国民投票の結果を受け、

世界経済はどうなるのか？
世界各国の株価はどうなるのか？

正確に予想することは不可能でしょう。将来は誰にも分かりません。ただひとつ言えることは、今の状況が、「不透明の極み」だということです。物事に対して不透明なことを世界の投資家は一番嫌います。ですので、短期的に世界的に株式や原油といったリスク資産から現預金や国債などの安全資産に資金がシフトするのではないかと考えています。

ただ24日の下落は、一時的にオーバーシュートした状態だと考えます。そのため27日の日経平均株価はいったんリバウンドするのではないでしょうか。注意しておきたいのは仮に27日にリバウンドしたとしてもあくまでも短期に過ぎず、中長期では下落トレンドが継続すると考えています。