サミットが閉幕で株価は?

著者:田村祐一
投稿:2016/05/26 19:04

様子見ムード継続

26日の日経平均株価は、
前日比15円11銭高の16,772円46銭で引けました。

前場は米国株式市場の上昇を好感し大きく上昇しましたが、
後場に入り利益確定売りに押され上げ幅を縮めました。

大引け時点では、小幅な上昇で引けています。



伊勢志摩サミットが明日27日閉幕しますが
27日も様子見ムードが漂う展開になると想定します。

伊勢志摩サミットの結果発表や、6月1日の安倍首相の演説等の
重要イベントを控えて、トレードを手控える流れが強いでしょう。


重要イベントを控えていることや、週末を前に、
ポジションを手仕舞いする流れが強くなると判断しました。

以上から27日の日経平均株価は、
「小幅ながら下落して引ける可能性がある」と判断しました。



■気になるのはマザーズ指数

直近の東証マザーズ指数を確認すると、
5月に入り1200ポイントから約10%下落しています。

終値ベースで、25日移動平均線を下回っている状態が継続しており、
短期的な視点では、下落トレンド入りした可能性があります。

下落トレンド入りする一歩手前といった状況です。


早い段階で上昇トレンドに戻ればよいのですが、

仮により一層の下落し続けた場合や、
伊勢志摩サミットで期待されているような合意が発表されなければ

株価が暴落する可能性もあることには注意が必要です。


過度なポジションを取るのは危険です。

・運用資金を一部をまわす
・特に株価上昇期待が強い好成長銘柄だけに厳選投資する

等を行いリスクを下げる動きをとることが重要だと考えます。
田村祐一
フェアトレード(株)所属
配信元: 達人の予想