様子見ムード漂い買い手不在だが・・・

著者:田村祐一
投稿:2016/05/24 18:32

一旦買い戻し期待

24日の日経平均株価は、
前日比155円84銭安の16,498円76銭で引けました。

米ドル為替が円高に進むのではないかとの警戒感や、
26日の伊勢志摩サミットの開催を前に、

様子見ムードが漂い、売り優勢で推移しました。



前日にもお伝えしましたが、

今週の相場は、伊勢志摩サミットを控えて小康状態となっており、
サミットが終了するまでは、今のような小幅な値動きが続くと想定します。

上がる下がるに関係なく小幅な動きに終始する可能性が高そうです。



なお、25日の日経平均株価は、

2日連続下落している反動で買戻しが入り、
「小幅ながら上昇して引ける可能性がある」と判断しました。



■気になるのはマザーズ指数

直近の東証マザーズ指数を確認すると、
5月に入り1200ポイントから約10%下落しています。

終値ベースで、25日移動平均線を下回っている状態が継続しており、
短期的な視点では、下落トレンド入りした可能性があります。

下落トレンド入りする一歩手前といった状況です。


早い段階で上昇トレンドに戻ればよいのですが、

仮により一層の下落し続けた場合や、
伊勢志摩サミットで期待されているような政策が発表されなければ

株価が暴落する可能性もあることには注意が必要です。


過度なポジションを取るのは危険です。

・運用資金を一部をまわす
・特に株価上昇期待が強い好成長銘柄だけに厳選投資する

等を行いリスクを下げる動きをとることが重要だと考えます。
田村祐一
フェアトレード(株)所属
配信元: 達人の予想