元祖SHINSHINさんのブログ一覧(2017年3月)

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    とある「オダイ」のドキュメンタリ

    最近とうとう哲学に興味を持ちだして、行きつけの書店の哲学コーナに行くようになった。 その日は新聞書評で見た、ルターに関する書籍を買いにいったのだが、書評コーナでは見あたらなかったからだ。 するとどういうわけか哲学書のコーナだというのに、目に飛び込んできたのが、伏見稲荷に関する書籍だった。ただ、タイトルがあまりにもストレートすぎて、どうにもいただけない。 内容はハズレかもしれないと思ったのだが、一応 ...続きを読む
    タグ:伏見稲荷大社 オダイ 砂澤たまゑ 
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    写経ならぬ写新宿鮫

    スナックカスタムで従業員をしているヨーコちゃんの娘が「新宿鮫」の大ファンで、人に小説を薦めるときには、「新宿鮫」を真っ先に挙げるのだという。 故丸谷才一も「新宿鮫」の大ファンだと知ったのは、丸谷の遺稿集を読んでいるときだった。 オイラが「新宿鮫」の存在を知ったのは、大沢在昌が監修していたミステリの書き方本だった。 そのタイトルに惹かれて初めて読んでみたとき、世の中にこんなオモロイ小説があったのかと ...続きを読む
    タグ:新宿鮫 
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    ダメな小説をオモロク書き換える企画

    いつだったか、京大出身の人が書いてそこそこ売れていた作品があって、その処女作の序盤と後半の書き方がガラッと変わっていて、こりゃ-、プロの手が入って書き直したんだなぁ、と明らかにわかってしまう作品があった。 この場合には、同じテキストを書き換えたわけではないので、具体的にどこがどう変わったのか、判然としないところがある。けれども少し気の利いた読者には、まったく別物になっていると感じる。 これを判然と ...続きを読む
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    古いミステリを読んだ結果

    「新宿鮫」」の足下にも及ばない作品ばかりであった。古いのだから仕方がないで、済むのだろうか。いやー、でもどこがダメなのか解析するのも勉強にはなるか。 ★「盗まれた街」 ジャック・フィニイ著  この作品はSFで、解説によるとスティーブン・キングが評価しているという。 文体とそれを通じての読み心地は悪くないのだが、 ラストがあまり良いと思われず、これじゃ、お笑いだろうと感じた。 というか、実際に大笑い ...続きを読む
    タグ:古いミステリ 
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    藤沢住民なら知っていた「銀座ハッピーのゴリラ」

    行きつけのスナックカスタムで、「騎士団長殺し」の暴露ネタを話していたら、別の店にいた元ママでカスタムの従業員に鞍替えしたヨーコちゃんが、突然、「それ以上しゃべらないで、ギャァ~」などと怒り出した。 お水関係の人は、あんまり小説を読む人はいないのだが、このヨーコちゃんは、猛烈に小説を読む女なのだった。「騎士団長殺し」を買ったばっかりなんだと。 そーいうわけで、今の段階で暴露ネタを話すことは、ヤボなの ...続きを読む
    タグ:1Q84 ゴリラの看板 村上春樹 
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    右鎖骨圧迫感と血圧200突破

    始業前のある朝、軽食をとった後に右鎖骨付近が強く圧迫されるような感覚に襲われた。 その圧迫感は、やがて右側頸部へ広がり、顔面が拡張していくかのような感覚へと変わっていった。 この時点で、なにやら血圧もものすごく高くなっている感じもあったので、脳梗塞とか脳出血の兆候なのではないかと疑い、119へ電話をかけた。 すると、今度は右頸部が、まるでポップコーンがはじけるようにボンと膨らんできた。同時に、血圧 ...続きを読む
    タグ:中耳炎 血圧200 リンパ管 アジスロマイシン 
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    コードネームは、シェリル・クロウ

    クラシック好きな春吉君が、どーして今、シェリル・クロウと書いたのか違和感を感じなくては、感性がオカシイと言われても仕方がないだろう。       * 雨の日曜日の夜で、道路は空いていた。FMラジオをつけたが、つまらないおしゃべりが多すぎた。人びとの声は甲高すぎた。CDプレーヤーにはシェリル・クロウの最初のアルバムが入っていた。私はそれを三曲ほど聴いてから、スイッチを切った。       * ★「騎 ...続きを読む
    タグ:騎士団長殺し 村上春樹 シェリル・クロウ 桜庭一樹