タグ:ドストエフスキー のブログ

1~4件 / 全4件

  • が、ホントウはあったはずなんだという。ところが、世に知られている「カラマーゾフの兄弟」を書き終わった後、ドストエフキーは他界してしまったと。 読んでみて、よかった。 この小説に出て来る人物や事件には、材料があったこと。各人物の語る思想には、ドストエフスキーの本心が多く語られていること。 神の存在を誰にも証明することはできないように、事件の真相も、必ず裁判で明らかになるわけではないこと。 語り手は、どうやらドスト... ...続きを読む

    タグ:ドストエフスキー カラマーゾフの兄弟 
    登録日時:2015/06/27(02:50)  
  • 「カラマーゾフの兄弟」は、1879年に「ロシア報知」に掲載され、1880年に単行本として発行されたと、ウィキに書いてあった。また、ロシア正教会により、「カラマーゾフの兄弟」は高くその内容を評価されているという。 新潮文庫の原卓也訳による3巻セット・上巻の終盤部分で、無神論者・次男イワンと修行僧・三男アレクセイによる会話の中で、宗教論争が描かれているが、そこでフリーメーソン、バチカン、アンチキリスト概念が登場して... ...続きを読む

    タグ:ドストエフスキー カラマーゾフの兄弟 
    登録日時:2015/06/18(01:44)  
  • なんだけど、村上春樹が4回も読み返したっていうので、前々から気になっていた。なんでも、あんなに古くに書かれた小説なのに、現代にも通じる問題を多くはらんでいるのだという。 新潮文庫の原卓也訳で3巻セット、もう1年ほど積ん読状態。何度か読みかけるものの他の書籍に興味が移ったりして、すぐに挫折してしまう。 ところがこのあいだ新聞の文学欄にて、ある女流詩人がやはり、読み始めてすぐに挫折してしまったのだという。 天の邪鬼... ...続きを読む

    タグ:ドストエフスキー カラマーゾフの兄弟 
    登録日時:2015/06/15(01:22)  
  • 別にオイラから、脱いでくれっていったわけじゃない。彼の方から、勝手に脱ぎ始めてしまったんだ。 件の「1Q84」事件以来、オイラは三島由紀夫の「仮面の告白」的な情感を、彼に対して抱くようになっていた。 彼の有する文体の発祥元、執筆スタイル、モチベーションの保ち方など、色々なことを知ろうと努めてきたけど、それは想像に過ぎなかった。 けれど、オイラの巡り会ったこの書籍が、すべてを物語る。 **************... ...続きを読む

    タグ:村上春樹 ドストエフスキー カラマーゾフの兄弟 
    登録日時:2014/08/01(02:17)