ちょいかぶおやじさんのブログ

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日経平均7,000円割れ

本日、日経平均が一時7,000円を割れました。2006年度の日米欧の大企業500社ベースの株主資本利益率(ROE)が各々、10%、19%、17%でした。資本構成にあまり格差が実はないので、格差の原因はマージンです。日本の大企業のマージンは4%強で、米国、欧州の半分程度です。マージンを上げるためには、それなりの戦略展開が必要となるのですが、なかなか日本の大企業は戦略的変革をしてきておりません。日本企業の株式に投資する投資家としては、日本企業のROEが十分に魅力的な水準にならない限りさらに投資するのは困難ということになります。魅力的なROEの水準になる一つの方法は、十分に株価が下がることですが、仮にPBRが0.6に低下すると、日本の大企業のROEは欧米大企業並みになるといえます。欧米大企業のROEの低下することになると考えれば、日本の大企業のPBRは0.7から0.8程度に低下すればOKということかもしれません。昨日ベースのPBRが0.87ですから、日経平均株価の調整幅は10~20%程度ということになります。昨日の日経平均が7,162.9円ですから、5,750~6,500円程度が底値という計算が出来ます。個々の会社によっては今回の危機をチャンスとして活用できるでしょう。そのような戦略オプションの価値はPBR0.7~0.8という水準には織り込まれていません。株式市場の底値は近いかもしれません。とは言っても、さらに10%程度は下がる、ということですが、・・・・。
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