これから本格化する評価損計上の発表

[tetsuさん]

「有価証券の評価損の計上」
　長期間保有している有価証券の評価損計上が求められるのは、「上場有価証券などで企業支配株式等」以外のものであれば、税務上「その価額が著しく低下した場合」とされています。ここでいう「価額が著しく低下した場合」とは、その発行法人の事業年度終了時における有価証券の価額が「その時の帳簿価額の概ね50％相当額を下回ることになり、かつ、近い将来その価額の回復が見込まれないこと」をいいます。なお、この場合の有価証券は、売買目的有価証券かどうかを問われません。

昨日の引け後に発表された企業を取り上げてみました。

大本組(JASDAQ：1793)連結ベース
平成２１年３月期 第２四半期累計期間の
有価証券評価損の総額
２３５百万円
平成２０年３月期 純資産額の０.５％
平成２０年３月期 経常利益額の１６.４％
本日気配値で推移

サン・ライフ(JASDAQ：4656)
平成２１年３月期 第２四半期累計期間の
有価証券評価損の総額
382百万円
平成２０年３月期 純資産額の11.6％
平成２０年３月期 経常利益額の49.9％
本日小幅下げ

岡谷電機産業(東証1部：6926)連結ベース
平成２１年３月期 第２四半期累計期間の
有価証券評価損の総額
184 百万円
平成２０年３月期 純資産額の2.4%
平成２０年３月期 経常利益額の13.3%
本日５％前後の下げ

テクノクオーツ(JASDAQ：5217)ジ－エルサイエンス(東証2部 7705)子会社
平成２１年３月期 第２四半期累計期間の
有価証券評価損の総額
5,186千円
平成２０年３月期 純資産額の0.1％
平成２０年３月期 経常利益額赤字
本日気配値で推移

大興電子通信(東証2部：8023)連結ベース
平成２１年３月期 第２四半期累計期間の
有価証券評価損の総額
89 百万円
平成２０年３月期 純資産額の2.1％
平成２０年３月期 経常利益額の87.2％
本日売買なし

中部鋼鈑(名証1部：5461)
平成２１年３月期 第２四半期累計期間の
有価証券評価損の総額
1,029百万円
平成２０年３月期 純資産額の2.4％
平成２０年３月期 経常利益額の18.0％
本日５％近い下落

廣済堂(東証1部：7868)連結ベース
平成２１年３月期 第２四半期累計期間の
有価証券評価損の総額
557百万円
平成２０年３月期 純資産額の2.2％
平成２０年３月期 経常利益額の10.8％
本日３％近い下落

荏原実業(東証1部：6328)連結ベース
平成２１年３月期 第２四半期累計期間の
有価証券評価損の総額
８０７百万円
平成２０年３月期 純資産額の１６．７%
平成２０年３月期 経常利益額の２７５．２%
本日３％近い下落

東テク(JASDAQ：9960)連結ベース
平成２１年３月期 第２四半期累計期間の
有価証券評価損の総額
414 百万円
平成２０年３月期 純資産額の3.7 %
平成２０年３月期 経常利益額の22.5 %
本日７％近い下落

ジオスター(東証2部：5282)個別
平成２１年３月期 第２四半期累計期間の
有価証券評価損の総額
62 百万円
平成２０年３月期 純資産額の0.6％
平成２０年３月期 経常利益額の24.5％
下落から戻り基調

ＴＯＴＯ(東証1部：5332)連結ベース
平成２１年３月期 第２四半期累計期間の
有価証券評価損の総額
１，７３７百万円
平成２０年３月期 純資産額の０．８％
平成２０年３月期 経常利益額の９．０％
安く始まり上昇

タクマ(東証1部：6013)連結ベース
平成２１年３月期 第２四半期累計期間の
有価証券評価損の総額
101 百万円
平成２０年３月期 純資産額の0.2％
平成２０年３月期 経常利益額の23.3％
本日５％近い下落

東京機械製作所(東証1部：6335)連結ベース
平成２１年３月期 第２四半期累計期間の
有価証券評価損の総額
７２１百万円
平成２０年３月期 純資産額の３.４％
平成２０年３月期 経常利益額の９５.０％
本日８％近い下落

ニレコ(JASDAQ：6863)連結ベース
平成２１年３月期 第２四半期累計期間の
有価証券評価損の総額
153 百万円
平成２０年３月期 純資産額の1.3％
平成２０年３月期 経常利益額の43.3％
本日２％近い下落