あおぞら郵船さんのブログ

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10月2日  ディフェンシブ本領発揮

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【取引銘柄】
・アステラス製薬 100株 4,700円→4,730円 +1,000円 
・武田薬品工業 100株 5,670円→5,700円 +0円
 
【ポートフォリオ】
なし
 
建て玉 0万円 余力 135万円
総資産 550,000円(含み益+0円 実現益+150,000円)
 
日本の8月失業率が0.2%悪化し4.2%となり、8月鉱工業生産が前月比-3.5%の減少、実質消費支出が前年比-4.0%の減、経済成長率も0%台に下方修正される見込みです。
一方、米国では、9月ISM製造業景気指数が43.5となり、同時多発テロ直後の01年10月以来の水準となりました。「景気後退は避けられない」という見方があります。
・ロイターの記事
http://jp.reuters.com/article/domesticFunds/idJPnJT825123420081001

 
8月雇用統計の失業率が0.4%も悪化し6.1%となり、約5年ぶりの水準まで悪化しています。
米失業率は09年半ばまでに7%まで悪化するという見方もあります。
・ロイターの記事
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-34050220081001

 
米9月雇用統計が明日発表されますが、その先行指標といえるチャレンジャー人員削減数は、前年比+33%の9万5千人となり、悲惨だった前月をさらに7.2%上回りました。四半期全体では28万7千人と、約3年ぶりの水準とのこと。
明日の雇用統計には警戒が必要なようです。
・ロイターの記事
http://jp.reuters.com/article/economicNews/idJPnJS825170220081001

 
75兆円規模の公的資金投入による不良債権買取りのスキームにはかねてから実効性を疑問視する声があった上、下院での与党共和党の反対による否決により、さらに“骨抜き”となる可能性が高まりましたから、これが可決されて一時的に市場は反発するでしょうが、その後、効果が持続するかどうかが懸念されます。
 
今年に入ってからの一連の金融危機による実体経済への影響は、これから本格化するのは確実のようです。
昨日発表された9月の米自動車販売台数が前年比-26%まで激減したことが象徴的です。トヨタも-32%もの減少、日産も-37%、本田も-24%もの減少ということですから、米消費の減退とそれによる輸出の鈍化は、日本の景気にも直結してくるでしょう。
 
もし、金融安定化法案が可決されても実体経済の景気後退は避けられず、昨年までの「いざなぎ景気を越えたなどといわれる、実感なき景気回復」が終焉し、向こう数年間に渡って、再び景気が悪化し続けるのであれば、当然、株価も下落し続けるでしょう。
そうなれば、ダウ平均1万ドル割れ、日経平均1万円割れの事態も、決して悲観論ではなく可能性の高い合理的なシナリオとして、考えられるような気がします。
そして、もしそうなった場合は、「失われた10年」の間に、日経平均が00年の2万円割れから02年の1万円割れ、03年の7千円台まで暴落していった現象が、景気循環とともに再び起こりうる最悪のケースは想定しておいた方が良い気がしますね。
少なくとも、今後1,2年間は株式投資にとって最悪の環境、と言えるのではないでしょうか。
05年~07年半ばまでの株式投資ブームが、1,2年しか経っていませんが、もはや遠いことのように思われますね。
・日経平均の10年チャート
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=998407.o&d=c&k=c3&a=v&p=m130,m260,s&t=ay&l=off&z=m&q=c&h=on

 
◇今後のスケジュール
3日 米9月雇用統計
7日 日銀政策決定会合
8日 米8月中古住宅販売
9日 機械受注
10日 G7、米8月貿易収支
16日 米9月鉱工業生産
17日 米9月住宅着工
24日 米9月中古住宅販売
28日 米FOMC
29日 鉱工業生産、米9月耐久財受注
30日 米7-9月GDP
31日 失業率、米9月個人所得
 
11月4日 米国大統領選
11月頃? 衆議院解散総選挙
 
08年中 テルモ、心筋再生事業を開始
年内? 第一三共、「プラスグレル」の承認審査結果
     アステラス、「テラバンシン」「FK506」の承認審査結果
未定  テルモ、人工赤血球(NRC)の臨床試験開始
 
 
「景気はもうダメかな~」




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