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何故グローバル経済を見誤るのか (その2)

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水野和夫

史上最長記録を更新したデフレ

95年以後、銀行は倒れないという神話は崩れた。

また、物価は94年第3四半期からマイナスが続いている。

94年末から企業部門は資金余剰の状態が続いている。

国債利回りは98年8月以降、

1619年イタリア・ジェノバの1.125%を

379年ぶりに下回った。

いまだに、1%台の超低金利が続いている。

99年から05年まで7年間もデフレが続いた。

7年間続いたのは、1925年から31年の昭和恐慌の時期である。

このデフレが長期化したのは

「第一次大戦のハイパーインフレの反動」と世界デフレが重なったからだ。

今回の平成デフレも、80年代半ば以降のバブル時、

資産ハイパーインフレの反動と冷戦の終わりによる

経済的構造変化の中で起きた。

GDPデフレータで物価下落の期間では、記録上世界最長である。

個人消費支出デフレータはピーク水準から5.8%下落。

民間企業設備デフレータは18.2%も下落している。

さあ、大転換の世界。

世界を救うのは日本人のお金。
2件のコメントがあります
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    ハンドミキサーさん
    2008/9/15 22:18
    goldfingerさん こんばんは

    経済の事象が、大きくなる時は、その事象に対して、大きく振れる原因が必ず発生しているということなのかと思いました。

    デフレが長引く時は、それを引き起こす原因となるものが、戦争とハイパーインフレの反動。二度ともそのようになっていますね。
    偶然なのだろうかと思います。

    最近、アジアの国々など、インフレになりつつあるのではと感じていますが、それは一時的なものなのかなど、この先、どのような世界になっていくのか、見つめていきたいと思います。
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    goldfingerさん
    2008/9/16 22:35
    ハンドミキサーさま

    こんばんは、コメントありがとうございます。

    そうですね。かなり前に書きましたが、原油は投機分は必ず

    下落する。100$割れてきましたね。

    欧米の不動産やそれを基にした証券も必要以上に

    儲け過ぎたのは明らか、去年の日記から何回も書いたけど。

    不当に儲ければ、儲けるほど、その反動は必ずくる。

    そのとき、本当に素晴らしい日本が見えてくる。
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