優利加さんのブログ

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イエレン発言でハイテク株売り

昨日の米国株式相場は大きく下げた(DJIA -98.89 @21,310.66, NASDAQ -100.53 @6,142.62)。ドル円為替レートは112円台前半の円安方向での動きだった。本日の日本株全般は下げた。東証1部では、上昇銘柄数が503に対して、下落銘柄数は1,383となった。騰落レシオは102.45%。東証1部の売買代金は2兆4293億円。

TOPIX -5 @1,614
日経平均 -95円 @20,130円

TOPIXも日経平均も反落した。米株式市場ではハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数が約1カ月ぶりの安値を付けた。アップルやアルファベット(グーグル)といった主力のハイテク株の下げが目立った。FRBのイエレン議長が6月27日にロンドン市内で講演し、「PERのような一部の伝統的な尺度を使うといくらか高い」と、上昇基調にある株式などの資産価格について「割高」との見方を示した。これが投資指標で見て割高感も指摘されるハイテク株の売りの引き金になった。

一方、欧州株は量的金融緩和の縮小観測で軒並み下げた。欧州中央銀行ECBが市場参加者の想定よりも早く金融緩和策の縮小に動くとの思惑が浮上し、対ユーロで大きく円安が進み、円売り・ドル買いが強まった。本日の東京株式市場ではIT関連株を中心に先高期待が後退し、買われてきた東エレク村田製など電機株が売られた。他方、欧米の長期金利の上昇を背景にみずほFG三菱UFJなど銀行株に買いが入った。銀行株は33業種中上昇率トップとなった。しかし、国内金利の上昇は限られ、第一生命HDT&Dなど保険株は伸び悩んだ。

33業種中17業種が下げた。下落率トップ5は、その他製品(1位)、ゴム製品(2位)、電気機器(3位)、サービス(4位)、食料品(5位)となった。
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