トヨタ自動車 高値掴みの投資履歴

[まはいさん]

個人的に投資活動の節目です。
過去に節目で見誤ってしまったトヨタ自動車への投資を振り返って自戒とします。

トヨタ自動車 ２０年チャート　↓ クリックで拡大

トヨタ自動車は、かつて私のドル箱銘柄でしたが、最後の100株の取引で高値掴みしたために負け銘柄にしてしまいました。
2007.2.28　7,910円　買付
2012.8.27　3,250円　売却

高値掴み
売却の時期も悪かったのですが、高値掴みした時点で勝ち目を失っていました。
買付理由
2004年の暮れから、トヨタ自動車は何度も上場来高値を更新していました。
その後にサブプライム問題、リーマン･ショックが発生しましたが、まだ知る由も有りませんでした。
株式市況は良く、割安株が見当たらない中で、トヨタ自動車を買付けた理由は、指標的に割安、高配当利回り、日本を代表する優良企業など、いろいろありました。
その中で、一番の買付理由は、高値圏の相場で他に安心して買える銘柄が無かったことでした。
継続保有した理由
リーマン･ショックの過程で、保有銘柄の大半を処分しましたが、トヨタ自動車は損切りしませんでした。
日本を代表する優良企業なので再起すると信じていました。
しかし、民主党政権で失われた３年のうちに、心が折れてしまいました。
もう少しだけ長く信じていれば報われたのですが、残念な時期に手放してしまいました。
あまりに高値掴みしてしまったので、心理的な苦痛が大きかったです。
売却理由
エイベックスで大きな利益を確定させたので、節税のためにトヨタ自動車を売却しました。
５年半に渡り80万円弱の資金を固定化していたので、節税で資金を流動化させて肩の荷が下りました。
流動化した資金はソフトバンクへ振り向けて大きな利益を産みましたので、トヨタ自動車を安値で売却したことを失敗とは考えていません。
どう考えても高値掴みが失敗でした。

自戒
・「他に割安株が無いから」という買付理由は危険である。
・上場来高値は追わない。
トヨタ自動車への失敗投資で得た教訓です。

負け銘柄2017.6.9　↓ クリックで拡大

＊印の銘柄は、6/9終値で売却したと仮定して税効果計算しています。
＊印の無い銘柄は、投資終了して損失が確定しています。
投資１８年目で取組んだ銘柄数は182です。
うち33銘柄が負けなので、銘柄数で勝率81%です。
トヨタ自動車は、高値掴みする前までに236,189円の利益を積み上げていたので、通算すると142,854円の損失です。
「リーマン･ショックが無ければこんなに負け銘柄は無かった」と思うのですが、不測の事態に備えていなかった自らの失態を反省しなくてはいけません。

トヨタ自動車 投資方針
トヨタ自動車ほどの優良銘柄への投資で損をしたのは、日常的に会う人の中で私くらいです。
国内最大の時価総額を誇る企業ですから、トヨタ自動車を保有株式に組込まないと資産構成が奇抜すぎてしまいます。
いずれトヨタ自動車へ投資リベンジしますが、高値掴みの教訓から、何年でも安値を待ちます。