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天気予報

梅雨もあけ、毎日晴れが続いています。毎日毎日暑いです。私は太っているので、本当につらい毎日です。
さて、梅雨の時期にちょっと思いついたことがあるのでそれをちょっとご披露したいと思います。
天気予報の精度についての考察です。
お天気予報は当たることが重要ですが、天気を知る最大の理由は雨に濡れないかどうかだと私は思います。よって、天気予報から得られる情報は晴れることや曇ることが重要なのではなく、雨が降るかどうかを予想する精度の問題になると思います。合理的に考えると雨の予報で曇る場合も曇りの予報で雨が降るのも共に予報が外れているわけですが、人間は非合理的にできている上に、冒頭に述べたとおり雨に降られないことが重要なのです。よって、人間の感じ方としては、雨の予報で曇った場合は予報が外れても、雨が降らなくてよかったと感じますが(間違っていたにもかかわらず)、曇りの予報で雨が降った場合は同じ間違いでも怒りすら感じてしまいます。当然世の中にはいろんな人がいますので、テレビ局にも抗議の電話をする人もいるでしょう。そうすると気象庁もテレビ局も仕事にならないので、その行動としてはより雨が降るリスクに対して敏感になると考えられます。よって、朝の天気予報は、案外雨が降らないかもしれない場合であっても、リスク回避のために曇りではなく雨の予報を出すのではないかと考えられます。よって、ここから考えられる仮設としては、天気予報は雨の予報に対しては、かなりコンサバティブな予報を出す、つまり案外雨の予報でも雨は降らず曇る、ということができるのではないでしょうか。
ただ、データを検証したわけではないので、あくまで仮説でしかありません。本当に雨の予報の精度が高くない(案外曇り)というのを誰かデータを分析してください。
私はこの梅雨のシーズンにこの仮説を思いついたので、ほとんど傘を持ち歩かなかったです。しかもそれほど濡れることもありませんでした。感覚的にはあっていると思います。
ただし、この仮説はあくまで案外曇りの日が多いというだけであって、雨が降らないとは言っていませんのでご注意を。加えて、この仮説に基づいて雨に降られても、私は一切の責任を負いませんのであしからず。
更に言うと、テレビ番組のお天気キャスターはたいてい万人受けするような若い女性が採用されますが、この意図として若くてかわいい女の子が言っていたお天気予報に対しては、ある程度寛容になるはずなので(少なくともおじさんキャスターが言うよりも)、文句言われるリスク低減のための対応策ではないかとも推測されます。
お天気予報だけでもいろいろと考えることができます。個人的には面白いと思うのですが…。
ちなみに、これは経済学でいうプリンシパルエージェント理論でもあります。プリンシパルはわれわれ視聴者であり、エージェントはテレビ局(天気を予報する人)となります。情報の非対称性が存在しますので、われわれは本当の情報を得ることができなく、本当にエージェントが思っている予報ではない予報を出されることもあるということです。それはあくまでエージェントのリスク回避のためです。ただ雨に降られないことが重要であるならば、情報の非対称性もとりあえず問題にはならないのでしょう。プリンシパルであるわれわれが間違った情報をつかまされたとしてもですが…。
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1件のコメントがあります
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    パプリカさん
    2007/8/8 11:53
    裏の裏を読んでいますね。確かなのは天気図だけですから。。。でも天気図なんて誰も見てないですよね。

    確かに突然雨が降った場合は ビニール傘を買ったり、タクシーに乗ったり、クリーニング代がかかったりと実害ありです。