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10月21日(金) 16:46 強い動きを見せた一週間、

10月21日(金) 16:46
強い動きを見せた一週間、いよいよ上昇局面入りの可能性


 東証1部の騰落銘柄数は値上がり723/値下がり1117と売りが優勢。決算が好感された安川電が年初来高値を更新。オークマや牧野フライス、THKなど機械関連に強い動きが見られた。きのう引け間際に観測報道で急落した昭電工は一転上昇。業績上方修正の神栄ほか、メタップスやテリロジー、JDIなどが値を飛ばした。一方、業績下方修正発表の旭ダイヤが急落。東邦亜鉛と三井金属の非鉄2社はともに業績面でのポジティブな材料がありながら、株価は売りが優勢となった。また、後場に鳥取で発生した地震を受け、鳥取銀行や本社が鳥取の寿スピリッツなどが急落した一方、地盤ネットは急伸の動きを見せた。

 日経平均は昨年6月につけた20952円をピークに下げトレンドに入ったが、今年6月の14864円をつけて以降、約4カ月安値を割り込まず、今週は抵抗となっていた17000円を大きく上回り、直近高値のいくつかを上回ってきた。1年間の調整を経て、当面の底打ちから上昇局面を迎えた可能性が高い。この先は悪材料に対しては下げが限定的で、好材料に対してはより強く反応する展開を予想する。きょうに関しても、週末要因もあり朝から上値は重く、後場に入って鳥取の地震発生で、これまでであればマイナス転換から3桁の下げとなってもおかしくないくらいの地合いのなか、50円程度の下げにとどまった。日本株の独歩安期間が長かったことから、まだ上昇に自信を持てない市場参加者も多いと想定されるが、日経平均の年初からの騰落率(10/21まで)は-9.7%と依然出遅れ感は強く、これまでとは一転して独歩高となる余地はある。


【来週の見通し】 堅調か。決算集中シーズンに入り、個別物色材料には事欠かない。序盤の決算では24日の日本電産や26日の任天堂、LINEなどが注目を集める。週後半にかけては発表企業数も一気に増え、ボラティリティの高まりが投資意欲を刺激する展開が想定される。また、25日にはJR九州の新規上場が予定されており、ニューマネーが株式市場を押し上げる展開も期待できる。海外でも決算が多く、なかでもキャタピラーやアップル、ドイツ銀行などはグローバル市場における注目度も高い。これらは内容によっては相場の下押し材料となる可能性もあるが、日本株は今週の上昇で地合いが大きく改善しており、一気にリスク・オフに傾く展開は想定しづらい。ポジティブな材料が提示されれば一気に騰勢を強める可能性もある。ドル円に関しては、週末28日に米国の7-9月のGDP速報値発表が予定されており、来週は結果を見極めたいとの見方から動意が限られると予想する。現状の日本株にとっては、為替の落ち着きはポジティブに作用する可能性が高く、総じてしっかりの動きが続くと予想する。


【今週を振り返る】 堅調な展開となった。海外市場の落ち着いた動きが続くなか、序盤は上値こそ重いが下値も固く、こう着感の強い動きが続いた。しかし、中国の7-9月期GDPが安心感のある内容となったことや、3回目の米大統領候補者テレビ討論を経てクリントン氏優勢の見方が一段と強まったことなどから、市場の不透明材料が払しょくされて上昇基調を強める展開に。日経平均はここまで壁となっていた17000円を大きく上回り、9月や5月につけた高値も上回ったことで、先高期待が高まった。週末には高値警戒感も意識されたところに、後場に鳥取で震度6弱の地震が発生したことから売られる場面もあったが、大きくは崩れず。日経平均は週間では約328円の上昇となり、週足では陽線を形成した。


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