優利加さんのブログ

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円高による減益は織り込み済みか?

昨日の米国株式相場は上昇した(DJIA +75.54 @18,161.94, NASDAQ +44.01 @5,243.84)。ドル円為替レートは103円台後半での推移。本日の日本株全般は続伸した。上昇銘柄数が1,197に対して、下落銘柄数は624となった。騰落レシオは118.26%。東証1部の売買代金は1兆6631億円と、12日連続で2兆円を割り込む薄商いが続いている。

TOPX +1 @1,357
日経平均 +35円 @16,999円

午前発表の中国の経済指標が市場予想に沿った結果となり、買い安心感が出た。日本時間の11時発表の中国の2016年7~9月期のGDPは前年同期比6.7%増だった。市場予想をやや上回って中国経済の下振れ不安が薄れ、投資家心理が改善した。しかし、前場は売りが先行し、日経平均は上げに転じた後も上値は重かった。節目と見る1万7000円を超えた水準では利益確定売りに押し戻される場面もあった。

今年4~9月期の円相場の平均値は1ドル=105円18銭で、前年同期の121円88銭に比べて16円70銭の円高となった。さらに、7~9月期だけに限ると1ドル=102円38銭と前年同期の122円29銭に比べて20円近い円高に振れた。9月の日銀短観によれば、大企業・製造業が事業計画の前提としている想定為替レートは107円92銭であったが、実際はこれよりも円高となって推移しているので、輸出企業を中心に収益が圧迫されている。すでに決算には減益がかなり織り込み済みだと考えられるので、事前予想の範囲内ならさらに大きく売り込まれることは考えにくい。他方、日本株売買シェア7割程度を占める外国人投資家の動向を考えると、年初から既に6兆円を売り越している。ポジション的にさらに売りに傾けるだろうか?
http://www.traders.co.jp/domestic_stocks/stocks_data/investment_3/investment_3.asp

33業種中21業種が上昇した。上昇率トップ5は、水産・農林(1位)、小売(2位)、不動産(3位)、証券(4位)、その他金融(5位)となった。
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