小督さんのブログ

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火垂るの墓を歩く会 ~ 御影コース ~

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故野坂昭如氏の小説『火垂るの墓』で描かれている神戸大空襲ゆかりの地を歩く、
ウォーキング・ツアー。
西宮コースと御影コースの2種類あり、私は御影コースに参加しました

1967年直木賞受賞作品『火垂るの墓』は、1988年高畑勲監督がアニメーションにて映画化。
野坂昭如氏は生後間もない頃に母方の伯母(叔母?)に引き取られて、
神戸の張満谷(はりまや)家の養子として育ったそうです。
1945年神戸大空襲で養父と家を失い、
『火垂るの墓』はその体験をベースに書かれたと言われています。
私は小説は読んだことがありませんが、アニメで一度見たことがあります

石屋川公園にあるモニュメント(写真:左)
この川の下流が、清太と節子が空襲から逃れるために逃げた酒造地域になるそうです。
余談ながら、この公園では、阪神・淡路大震災の経験と教訓を踏まえ、
災害時に応急給水ができるように、
飲料水を備蓄する基地として「緊急貯留システム」等の機能を持っているとのことです。
念のため、蛍が乱舞するシーンは西宮の「ニテコ池」です

二本松(写真:中央)
多くの松が立ち並んでいますが、
清太と節子が母と落ち合う約束をした「二本松」はこのあたりでしょうか

成徳小学校(写真:右)
正門からではなく校庭から撮ったので、どう見ても普通の学校ですが(笑)、
野坂昭如氏の出身校。
アニメで、清太と節子の母が大やけどを負って運び込まれた学校は、
この成徳小学校がモデルだそうです。
(小説では「御影国民学校、現:御影小学校」と言われています。)
野坂昭如氏の養母は大やけどを負ったものの、小説とは違い、後に回復されたとの事です。

御影公会堂
空襲にも阪神・淡路大震災にも原型を留めることは出来たものの、現在改修工事中でした。
写真は撮りましたけれど、アップは止めます

かつて野坂昭如氏が住んだ家の周辺を教えていただきましたが、
神戸大空襲そして阪神淡路大震災で壊滅的な被害があった地域だけに、
現在はその名残も残っていませんでした

今朝(8月14日)の神戸新聞でこのウォーキングのことが記載されており、
当日の参加者は80名だったそうです

【コース】 2.5km 2 hrs
阪神石屋川 → 石屋川公園(火垂るの墓モニュメント) → 御影公会堂 → 成徳小学校 → JR六甲道

http://homepage3.nifty.com/koko-legend/hotaru/
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