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淀屋橋アキさんのブログ

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読書感想文inみん株  「ヒルズ黙示録」

・・・頼まれてもいないのに勝手に新コーナー(自負)を作ってみたりなんかして。

先日、「悪い奴ほど本を読む」という日記を書きました。
その中で
「ユダヤの商法」
「ヒルズ黙示録」
という2冊の本を挙げました。

で、「ヒルズ黙示録」が先に読み終えたのでこの本についての感想文でも。

著者は大鹿靖明氏。アエラの記者だそうです。
と、いう事は当然出版元は朝日新聞社刊。
読んでて解からなかったところが結構あったのでかいつまんだ読み方になりましたが、大体の概要は理解できました。

ヒルズ黙示録というタイトルでお分かりのとおり、ライブドア事件をメインに村上ファンド、ちょっとだけ楽天について書かれた内容。

正直、ライブドア事件って結局なんだったのか?
結構解かってなかったりします。
ただ、この言葉だけはあてはまるのではないでしょうか?

「おごれる者はひさしからず」

ライブドアという会社の知名度が上がり始めた頃、億単位のお金が右から左に動いている割には何を商売にしているのかいまいちわかりにくかった。
ポータルサイト事業をメインにしているにしてはちょっと違う気がするし。
Yahooが何億ものお金をはじき出しているのはまだ理解できる。
gooについてもまだわからなくもない(何せ運営元はNTT)。

だけどライブドアだけはどうしても解からない。
こう言っちゃアレだけど、特にこれと言った特徴のない普通のポータルサイトって感じだし莫大なお金が動くような目玉があるようには思えなかった。

なのに・・・ライブドアは常に億単位のお金が動いていた。
その秘密は株の買占めや買収。
まるで横井英樹氏さながらの企業乗っ取り。
そういえば、この本には「敵対的買収」「TOB」という言葉が頻繁に出てくる。
あ・・・M&Aもか。
政界にまで色気を出したはいいけどいい線まで行ったとは言え落選。
総理大臣になると本気で望んでいた堀江氏。
そこでヤケになったのかどうかは知らないけど宇宙事業に色気を出す始末。
頭がいいと思いきやいざ蓋を開けると子供じみている。
これらの経緯は都度ニュースや新聞を賑わしていただろうから周知のところだが、報道を見るたびに堀江氏やライブドアはどこに行こうとしてるのだろうかと思った。
ひょっとして当の堀江氏にもわからなかったりして。

大鹿氏によればライブドアはまさに堀江氏を筆頭とする「ガキ帝国」状態だったと言う。
宇宙事業を話す堀江氏の様はまるでSFに興じる子供のようだったと言う。
更に大鹿氏はライブドアはコンプレックスを持った集団とも言っていた。
両親と不仲の堀江氏
学歴コンプレックスを持つ宮内氏
その他生い立ちにいろんな事情を抱えた幹部面々・・・
コンプレックスを持った者同士が集まって理想郷を作り上げようとしたのだろうか。
しかし、その理想郷は少し派手すぎで土台がもろかったようだ。

例のニッポン放送騒動の際にも、もしもまともなブレーンが堀江氏の側についていたら、村上氏にそそのかされる事もなかっただろう。
村上氏の甘い誘いにまんまと乗った堀江氏って一生懸命頭のいいフリをしたお子様だったんだなって思った。
まさに狐とたぬきの化かしあいって感じ。
村上氏といえば「もの言う株主」。
だけど実のところやってる事は総会屋。
あ・・・そっか。
総会屋をやわらかく表現したら「もの言う株主」になるのか。

結局、ライブドア騒動ってなんだったんだろう?
時代の徒花と呼ぶにはインパクトが強いし、自業自得と斬り捨てるのもちょっと違う。
単なるヒルズバブルでもない。
ただ、これだけは言える。

プロットのないビジネスは確実に滅びる。



天罰は必ず下る。

やっぱり「おごれる平家ひさしからず」なのね。

この本の最後に弥生会計の社長だった平松氏が期間限定社長に就任した事について書かれていた。
ガキ帝国化したライブドアを少しでも換気しようと一生懸命だった事が書かれている。
その一環として、乙部嬢を追い出した事。
乙部嬢は結局自首退社しているのだが、実のところ平松氏に居場所をとられた感じ。

最後に・・・
数あるライブドア事件関連の本の中で、この本だけを選んだのは、UG誌に紹介されていたからってのもあるけど
もう一つは発行元で判断。
色眼鏡的な内容じゃなくって裏をとった中立的な内容を読みたかったから。
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4件のコメントがあります
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    瓜生 憲さん (対象外)
    2008/07/18(08:34)
    当時アナリストとして、業界を見ていましたが、なんか懐かしい気がします。
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    ジュウザさん (対象外)
    2008/07/18(22:49)
    「ガキ帝国」まさにその通りですね。
    でも彼が与えた影響は計り知れないものがありましたね。
    ホリエモン以降新興市場は低迷したまま。
    ホリエモン1人が新興市場を破壊したって印象です。
    1時期ライブドアの株主だった事がありますが、株主として見るライブドアになんともいえない違和感を感じてトットと売却。(売って正解だった!)

    少なからず接点があったライブドア。。
    あの騒動が僕達に教えてくれたものは決して小さくはなかったでしゅ。
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    こんばんはー淀屋橋アキさん

    >正直、ライブドア事件って結局なんだったのか?
    でも、私もあまりわかってないかも、、、

    >特にこれと言った特徴のない普通のポータルサイトって感じだし莫大なお金が動くような目玉があるようには思えなかった。

    たしかに、、、(^^ゞ
    ポータルサイトとして使えるかといわれるとびみょーでしたし、、、

    >色眼鏡的な内容じゃなくって裏をとった中立的な内容を読みたかったから。
    これって本選びには大切なことかもしれませんね!(^^ゞ

    勉強になったっすm(__)m
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    >瓜生憲さま

    アナリストとしてご活躍されていらっしゃった時に目の当たりにされたそうですね(!)
    当時はいろんな意味でセンセーショナルな会社だったと思います。ライブドアって。
    だけどライブドアから得た教訓は多かったようにも思えます。
    貴重なご経験をされていらっしゃったとは(!)


    >ジュウザさま

    ジュウザさん!もう、ホントに危なかったですね!!
    このままストックしていたらと思うと卒倒しそう。
    実は私も勉強の一環で遊んでいた「トレーディングダービー」でライブドア株を購入してみた事が
    ありましたが、上がって上がって一気にダウンって感じでした。
    これがバーチャルだったからいいけど、実際に購入してたらと思うと・・・やっぱり卒倒するかも。
    株主の視点からも違和感を感じたライブドア、すでにこの時点で末路が見えていたのかも知れませんね。
    堀江氏の影響・・・特に悪影響は多大なものだったと思います。


    >みやまな鉄砲長さま

    「ライブドア事件ってなんだったの?」と聞かれて答えられる人ってどれだけいるんだろうかって
    思うときがあります。
    確かに悪い教訓を残すなど反面教師になったという負の功績は残してますが。
    実は誰にも答えられないのかも知れませんね。

    ライブドアってこう言っちゃなんですが、ポータルサイトとしては余り印象に残らないんですよね。
    一応、市民記者なる目玉があるようですが、それでも知名度は「ヤフオク」などの超目玉の足元にも
    及ばないのでは?

    本選びの事で誉められて嬉しかったりします♪
    有難うございます。
    事件を扱うからには、野次馬的な内容よりもしっかり取材した上で事件を客観視した内容を期待しています。
    「ヒルズ黙示録」はそうした期待に応えた内容だと思ってます。
    それにこの本がきっかけでライブドアの強制捜査が開始されたそうですから(!)
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