あおぞら郵船さんのブログ

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6月24日 プラスグレル承認延期

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【取引銘柄】
なし
  
【ポートフォリオ】
・第一三共 200株 3,090→2,870円 -69,000円
 
買い玉 62万円 余力 49万円
総資産 399,000円(含み益-69,000円 実現益+67,000円)
 
今日、第一三共の新薬「プラスグレル」が承認延期となりました。
FDAの承認審査が3ヶ月延長され、結果は9月26日までの予定とのこと。
・ニュースリース
http://www.daiichisankyo.co.jp/4less/cgi-bin/cs4view_obj.php/b_newsrelease_n1/605/080624v1-j.pdf

 
想定していた、最悪の結果になりました。
もっとも、本当の最悪の事態は「承認不可」ですから、それよりはまだマシですが。
株式新聞ニュースでは、「不承認となったわけではないので、押し目買いに分がありそう」などという記述もありますが、そのような事はないように思います。
プラスグレルは第一三共の中期計画における「エンジン」ですから、エンジンにトラブルが発生すれば自動車は走行することはできない。つまり、中期計画が白紙となることを意味します。
 
先日のランバクシー社買収の記者会見の席で、「2012年度にはジェネリック事業を5000億円規模に成長させる」と豪語していましたが、それはあまりに楽観的でしょう。
5月の決算発表でも当初の予想を大幅に下回る着地で失望させられました。どうにも、会社予想が楽観的過ぎるきらいあります。
楽観的な予想を立てるとろくな事になりません。
以前、第一三共とアステラスと武田薬品の中期計画を見比べて、「アステラスは地味すぎる。第一三共の夢のある中期計画を見習って欲しい」という記事を書きましたが、今になって思えば、アステラスの地味な計画の方が正しかったのでしょう。
その夢のある中期計画を信じて全力買いした結果は、下方修正と暴落だったのですから。
 
これに対して、昨日、武田薬品が買収したミレニアム社の唯一のブロックバスター候補「ベルケイド」が、FDAへの適応追加申請が無事に承認されたと発表されました。
ベルケイドは、約9000億円もの莫大な資金を投じて買収したミレニアム社が持つ、現在の所唯一の業績に貢献しうる大型薬ですから、これの承認の持つ意味は大きいでしょう。
・ニュースリース
http://www.takeda.co.jp/press/article_27868.html

 
第一三共と武田薬品とで、まさに天国と地獄といった感じになりました。
2週間前に持ち株の半分を手放していなければ、一発追証の危機に陥っている所でしたから、それだけは救いですね。
昨年までは上を目指していた株式市場が、以前から指摘されていた米住宅バブルの崩壊によるサブプライム問題で一気に暗転・暴落を喫したように、やはり、「想定しうる最悪の事態は、必ず起こりうる」という前提で、慎重に動いていかなければならないようです。
 
 
「悪夢が現実だね~」




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