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18000円突破はギリシャの行方を確認してからか


 日経平均は大幅に反発。289.65円高の17942.33円(出来高概算14億1000万株)で前場の取引を終えている。11日の米国市場はギリシャ問題を背景に、ユーロ圏財務相会合を見極めたいとのムードから、まちまちの展開。一方で、円相場は1ヶ月ぶりに1ドル120円台を回復する中、シカゴ日経225先物清算値は大阪比370円高の18010円と節目の18000円に乗せてきており、これにサヤ寄せする格好に。ギリシャとユーロ圏は救済延長に向けて動いており、合意形成への期待が高まっている。
 セクターでは陸運、小売、保険、倉庫運輸、食料品、その他製品、銀行などが堅調。一方で、原油安を受けて鉱業、石油石炭が利食い優勢に。その他、ゴム製品、卸売が小安い。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1400を超えており、全体の7割を占めている。一方で、ミクシィ(2121)、サイバダイン(7779)などが冴えないなか、マザーズ指数はマイナス圏で推移している。なお、1ヵ月半ぶりのIPOとなったKeePer技(6036)の初値は公開価格の約1.5倍となる3160円となった。
 日経平均は寄り付き直後に17983.96円まで上げ幅を拡大しており、昨年末の戻り高値(17914.55円)を突破し、昨年12月8日の高値18030.83円が射程に入ってきている。ギリシャ問題の進展期待などが押し上げる格好となったが、ユーロ圏財務相会合の結果を見極めたいとのムードも強く、節目突破は厳しいところか。また、円相場も朝方からはやや円高に振れて推移していることも、上値追いには慎重にさせそうである。
 ただ、ニッセイアセットマネジメントは12日、「繰上償還条項付 JPX日経400アクティブファンド 米ドル投資型 2015-02(愛称:JPXターゲット)」、「JPX日経400アクティブ・オープン 米ドル投資型」、「JPX日経400アクティブ・プレミアム・オープン 毎月決算型(JPXプレミアム)」を設定する。JPX400に関連するファンドが3本設定されることもあり、下値の堅さは意識されそうである。
 また、指数インパクトの大きいところではソフトバンク(9984)が冴えない半面、ファナック(6954)、ファーストリテ(9983)、京セラ(6971)、日東電(6988)、TDK(6762)などがけん引する格好。
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