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136億光年 世界最大の望遠鏡 気が遠くなる


日本の技届け136億光年 世界最大の望遠鏡に採用
産経新聞 1月12日(月)7時55分配信

6年後か
136億光年に比べれは、誤差だ。
でも、6年はやはり長い。


平成33(2021)年度の完成に向け、米ハワイ・マウナケア山


日本の技届け136億光年 世界最大の望遠鏡に採用
史上最大の望遠鏡「TMT」に用いる特殊ガラス「クリアセラム」。六角形に削った後、492枚を組み合わせて直径30メートルの主鏡をつくりあげる=相模原市中央区の特殊ガラスメーカー「オハラ」(写真:産経新聞)
 平成33(2021)年度の完成に向け、米ハワイ・マウナケア山で26年10月に建設が始まった世界最大の望遠鏡「TMT」。136億光年も離れた宇宙誕生直後の天体観測を目指す望遠鏡の要となる巨大な鏡(直径約30メートル)を製造するのは相模原市の特殊ガラスメーカー「オハラ」だ。気温によって影響を受けるガラスの膨張を極力抑えた高い技術力が各国の注目を集めている。(小野晋史)

 ◆相模原の「オハラ」

 TMTは東京・国立天文台が米国、カナダ、中国、インドの4カ国と進める国際共同プロジェクト。

 遠くの天体から届いたかすかな光を集めるTMTの主鏡は一辺72センチの六角形の鏡492枚を組み合わせて作られる。オハラは31年度までに予備を含めた特殊ガラス574枚を準備しなければならない。

 主鏡用のガラスにとって最大の敵は気温の変化による膨張だ。ガラスがゆがむと正確に集光できず、画像が“ピンぼけ”となってしまう。そのために温度変化の影響を受けない「ゼロ膨張ガラス」は欠かせないが、製法が難しく、これまで米独の2社が事実上独占していた。

 オハラは昭和10年創業で、米アポロ11号に搭載された観測装置の光学ガラスも製造するなど国内外で実績があり、平成25年度の国内シェアは6割近い

 ゼロ膨張ガラスの開発は25年ほど前から始め、製法の確立に約2年を要した。ゼロ膨張ガラス「クリアセラム」は温度が上昇した場合に収縮する結晶を配合。ガラスによる膨張が結晶による収縮で相殺され、熱による変形を防ぐことに成功した。温度が10度上がっても長さ5キロのクリアセラムが1ミリしか伸びないほどの精度だ。

 オハラは同山に11年に設置された日本の「すばる望遠鏡」では、米企業に主鏡(直径8・2メートル)の受注を奪われた経緯があり、今回の採用で雪辱を果たした格好だ。

 TMT計画を推進する国立天文台の臼田知史教授(46)は「オハラの技術は、ノーベル賞級の発見を目指すTMTが求めた水準を満たしている。日本人同士で意思疎通もしやすい」と採用を歓迎する。

 オハラの南川弘行・特殊品営業課長(44)は、「大型望遠鏡で採用されるガラスは最先端でなければならず、米独2社にようやく追いついた。科学を通じて人類に貢献できることは誇り」と完成を心待ちにしている。

史上最大の望遠鏡「TMT」に用いる特殊ガラス「クリアセラム」。六角形に削った後、492枚を組み合わせて直径30メートルの主鏡をつくりあげる=相模原市中央区の特殊ガラスメーカー「オハラ」(写真:産経新聞)

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