jojuさんのブログ

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本日9/8読売新聞、文化欄(中立的と正確さは異なる)

 読売は最近、慰安婦報道で朝日を追求したりで、ニュースの正確さには気をつかうようになっている。

 その読売でも、文化欄はちょっと毛色が違うのかも知れません。 

 


 本日、文化欄の論者、大谷正氏は南京大虐殺ならぬ旅順虐殺を執拗に取り上げ続けてるヒト。 


 大谷氏の主張する旅順虐殺がどこまで事実かは不明ですが、比較的、歴史オタクの自分ですら知らない新発見が、事件?後、100年近く経ってから成されるのは驚きです。


 こういう新事実(?)が日本憎しだった日中戦争前夜や太平洋戦争敗戦直後に、当事者の中国側から全く喧伝されず、戦後かなり経ってから日本側から広まっていくのは不可解でもあります。


 なにやら、731部隊や慰安婦と似た臭いがします。


 慰安婦批判の読売が、こういうヒトを論者に選ぶのは如何なものか、と思う。


 読売としてバランスを取っているのか? それとも、文化部には毛色の違うヒト達が集まっているのか?


 バランスを取っているのだとしたら、それは新聞社としてあるまじき行為


 新聞は正確な事実を報道する商売であって、左右両方のデマをバランス良く掲載しても、それは正確な事実を報じたことにならないからです。

 左右両方の中立点の報道も、事実を報じたことにはならない。 どちらかが大げさなデマを言えば、その中間点はデマのままだからです

 日本では左翼側のデマが物凄くひどいので、中立的立場に立つと、左寄りのデマ側に立つことになる

 歴史に関して言えば、当時の一次資料以外は「事実」ではありえないのだが、左翼側の提示する資料は事後の二次資料だったり、一部の資料に偏ったものが多い。


 慰安婦問題のように、正確な事実を掘り起こす作業、彼らのデマを正す作業を歴史修正主義と批判するに至ってはもはや逆切れ、、、(--;



(補足)大谷正氏の読売論説の誤り(デタラメ):

 大谷氏の論説では、日本の侵略と朝鮮・台湾の反日運動が「強調」されている。 間違ってる点は次のとおり、、、

 1)日清戦争勝利後に武力的対外進出に転じた (ウソ。ロシアに対して圧倒的劣勢で武力的対外進出を出来る状況になかった。日露戦争勝利後も朝鮮を植民地化していない。 保護国にとどめ、朝鮮で日朝合邦運動が高まってから(当時の朝鮮における最大の政治勢力)、日本国内に反対意見も多い中で、結局、合邦に至っている

 2)日本政府の場当たり的対応で日清戦争に至った (ウソ。当時の日本の朝鮮政策は、朝鮮の独立維持で一貫していた。これは、朝鮮が清国・ロシアなど列強に支配され、日本侵略の拠点化することを恐れたため。だから、朝鮮の近代化を支援したし、清国との属国状態を解消させるべく努めたし、実際、日清戦争後の下関条約の第一条は朝鮮の自主独立化である)

 3)東学党の乱は反日運動 (誤り。東学党は儒教をベースにした新興宗教で反西洋・反開化が基本思想。そこに朝鮮王朝の搾取に対する農民反乱が重なって乱に至った。反西洋なので近代化支援をする日本も標的になっただけで、反日を主目的とした運動ではない

 4)日本による国王拘束、東学農民軍の殺戮、王妃殺害 (日本が関わった行為だけを扇情的に残忍に記述しており、日本の侵略イメージを煽っている感あり。 当時の朝鮮は、日中露を天秤にかけたカラス外交を繰り返しており、その過程で、王宮占拠や反対派殺害は清国もロシアも行っている。 王妃殺害は、王妃の一族が反近代化の急先鋒だったうえ、ロシアを朝鮮に引き入れる政策を取ったことから、危機意識を高めた現地日本部隊と近代化支持の朝鮮部隊によって偶発的に起きた。 朝鮮内に近代化・自主独立路線を進める勢力とそれに反対する勢力がおり、前者が日本と組んで4)の事態を引き起こしたのだが、なぜか、大谷氏は朝鮮の近代化勢力・親日勢力を無視している 

 5)台湾の抗日義勇軍 (ウソ。 台湾には組織化された抗日運動はなく、清国統治時代同様、「支配」に対する反乱があちこちで起きる状況だった。 このため、清国は台湾を実効支配できたことはなく、台湾の一部に拠点を設けているのみだった。 日本への台湾割譲後に起きた反乱もその延長戦上にあり、反日というよりも「支配」に対する個別土豪の反乱だった)

 6)日清戦争は複合戦争 (デタラメ。 清・朝鮮・台湾が連帯して日本の侵略に抗した、というイメージ作りで、歴史のねつ造。 実態は上記の如く、日本の侵略でもなく、朝鮮には親日勢力もおり、清・朝鮮・台湾での戦闘には何の連帯もない)

 7)日清戦争後の朝鮮におけるロシア勢力拡大は日本の暴挙のせい (誤り。 東学党の乱の鎮圧は朝鮮政府軍とともに行っており、王妃殺害も朝鮮部隊と行っている。 ロシア勢力拡大は、日清戦争後に成立した近代化路線の朝鮮政府に対する親露派クーデター(反近代化路線)で起きており、反日運動というよりも反近代化運動。 反近代化運動は地方の儒学者が農民を煽って起きた) 

、、、、外部の学者が勝手に書いてることだからと言って、読売に責任がないわけではない。 こういう学者に好き放題書かせることを繰り返せば読売の見識が疑われるでしょう。 




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 同じ読売文化欄では、左右どちらにも立たない中立な立場(これも最近の左翼が良く使う言葉である。大事なのは「正確な事実」)での戦争体験聞き取り記録、、という記事がある。


 しかし、戦争体験を語る側が偏向してたら、それは無色中立ではありえない。

 

 それに、戦争中に成人だった人は既に90才近い。 聞き取り調査を始めた段階でも80才である。 もうぼけてしまって、今更、正確な聞き取りなど出来るわけもなく、聞き手の関心を引くべく(老人は寂しいものです)、話を変える可能性も少なからずある。


 なぜ、今更、聞き取り調査なんでしょうか?

 

 不可解ですね。

 戦場体験は当然悲惨だから、それだけ聞き取って集めたところで、厭戦感を広めるには都合良く、侵略されようが戦争反対、、という無責任な論調を煽るには都合が良いでしょう。

 

 これらの聞き取り結果は事後、日本の侵略、残忍さなど歴史ねつ造の補強に使われる可能性も大きい

 



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 大谷正氏もそうですが、最近の日本の歴史学者には、なぜか、自国の過去の非(それが「事実」かも??ですが)ばかりを針小棒大に取り上げ続け、拡散させまくるヒトが多い。

 これも戦後日教組教育の成果?

 




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