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竹、月、力の物語8

目次

第七話

 

 

第八話:決意
 
急に倒れてしまった桃姫。
毬雄と累二は突然の事に驚きました。
 
「こ、これは一体どうしちまったんだ?」
毬雄は事態を把握できません。
 
しかし女神デメテルはすぐに事態を把握しました。
「なるほど、先ほどの煙は永遠の美の素。
 桃姫はまだ神ではありませんでしたね…。」
 
累二は女神デメテルに説明を求めます。
「何が何だか、さっぱりだぜぃ。
 女神様、何が起きたが教えてほしいぜぃ。」
 
女神デメテルは少し悲しそうに説明します。
「箱に入っていた煙は永遠の美の素です。
 永遠の命を持つもの、つまり神々にとっては永久の美を与える力になりますが、
 束の間の命しか持たないもの、つまり人間や動物にとっては死の眠りと引き換えに、
 永遠の美を与えるのです。」
 
「な、なんだってー!」
驚きの声を上げた配管工兄弟。
戸惑いながら毬雄が問います。
「そんな…。女神様、何とかならねぇもんですかい?」
 
「方法はただ一つ。
 ゼウス様から神酒ネクタルをいただき、この子に飲ませるのです。
 元々神になる素質はあるので、飲ませれば神として生まれ変わる事ができるでしょう。」
 
累二は顔を輝かせます。
「おぉ、それなら早速ネクタルとやらを貰いにいこうぜぃ!」
 
「ただ、ネクタルをいただける保障はどこにもありません。
 しかし、母として出来る限りのことはしなければ。」
女神デメテルは決意しました。
身代わりが必要なら、喜んで自分がなろう。娘の為ならば。
 
女神デメテルの視線は遥か遠く、
ゼウスのいるオリンポスの方角に向いていました。
続く。
 

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登録日時:2014/08/17(09:49)

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