イマージさんのブログ

最新一覧へ

« 前へ19件目 / 全60件次へ »

サン・ライフ 【4656】

今回は海老名、八王子などの首都圏郊外で展開する葬儀銘柄の分析です。
売上の比率は葬儀70%、ホテル23%、他7%です。

【投資判断】
成長性:主力の葬儀事業を中心に力強い成長を遂げるでしょう。
財務:安定的

数少ない成長銘柄の一つです。
株価988円はPER7.6倍と割安であり、長期投資に適しています。

【成長性】
売上高、経常利益共に堅調に推移しています。





2014年3月期の有価証券報告書から確認していきます。

・式典事業(葬祭・法要事業)
サンライフの主力事業です。売上、利益共に絶好調です。
商圏である海老名・八王子などの首都圏郊外は、高度成長期より人口が爆発的に増加しており、
当時の若者が老化し始めています。
葬儀需要は今後も堅調に推移するでしょう。

売上:前期比7.8%増(7,963百万円)
利益:前期比14.4%増(2,275百万円)

・ホテル事業(ホテル・ブライダル事業)
競争の激化により婚礼・宴会ともに冴えません。
今後の収益ベースはゼロ圏で推移し、利益には貢献しないと思われます。
個人的には部門売却してしまって葬儀を主力に据えたほうが効率的ではないかと思うのですが・・・・

売上:前期比9.3%減(2,589百万円)
利益:△139百万円(前期は20百万円の利益)

・その他の事業(介護事業、有料老人ホーム事業他)
葬儀屋が介護事業とは面白いですね。相乗効果があります。
介護は労働集約的な産業で、利潤を埋めない企業が多いのですが、
サンライフに限ってはかなり頑張っていると言えます。

売上:前期比9.0%増(751百万円)
利益:前期比14.0%増(156百万円)

【財務】
自己資本比率が14.6%と低いのですが、有利子負債ゼロの無借金経営です。
無借金なのに財務が悪いことになります。
普通は銀行等から多額の借り入れを行うと自己資本比率が悪くなる傾向にあるのですが、不思議に思い貸借表を見たところ、
「前払式特定取引前受金」という多額の負債(173億円)が計上されています。

説明によれば
「同社等は互助会加入への募集活動を行い ~中略~ 互助会加入者より毎月一定の月掛金の払込みを受け、当社グループはそれらを連結貸借対照表に「前払式特定取引前受金」として固定負債に計上しております。」 

つまり、サンライフの顧客は自分が亡くなる前に葬儀の内容を決めておき、前もって互助会に加入して葬儀代をサンライフに積み立てているわけです。
まだ葬儀を執り行っていないのに、積み立てられた資金がサンライフにあるわけですから、負債として計上されます。
この負債は「葬儀なんかやめた!預けた金を返せ!」といった顧客が急増した場合は資金を返さなければならないかもしれませんが、わざわざ自分の葬儀のために資金を積み立てているような人がそんな事はしないでしょう。
葬儀さえ執り行ってしまえば負債から除かれるわけですから、心配する必要はありませんね。

減損リスクのある資産は、建物・工具など(約65億円)のれん(8.9億円)保証金(25億円)を合わせて総資産の46%(213億円中99億円)を占めますが、葬儀の需要が激減するリスクは低く、過度の心配は不要です。

他の会社では見られない特殊な財務ですが、安定的と見ていいのではないかと思います。

----------------------------------------------------------------
なんでも証券取引所では、艦これから自民党まで取引可能な仮想証券取引所を運営しています。
http://nandemose.com/
登録日時:2014/07/31(19:00)

 通報する

コメントを書く

コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。