円安で中国人客が回復し春節商戦が日本で活況

[TAROSSAさん]

中国から多くの観光客が訪れる春節（旧正月、１月31日）休暇に合わせ、百貨店や家電量販店、ホテルなどによる商戦が熱を帯びているようです。

一昨年は東日本大震災の影響、昨年は尖閣諸島をめぐる日中関係の悪化で訪日客が激減しましたが、円安が追い風となり昨年末から徐々に回復傾向にあり、今年は各店とも大幅増を見込んでいるようです。

 

伊勢丹新宿本店６階の免税カウンターには１日、長蛇の列ができていたそうです。

７割ほどが台湾や香港を含めた中国語圏からの訪日客だそうです。

伊勢丹新宿本店では今年、春節休暇期間中の中国人客による売上高を前年比３倍と予測し、免税カウンターでも中国語のできるスタッフを増やし、春節態勢を整えたそうです。

 

商機到来を受け、普段は敵対する新宿地区の各小売店は共同キャンペーンを展開しており、伊勢丹や京王百貨店新宿店、ビックカメラなどが参加し、３月末まで共同のパンフレット配布など情報発信を強化し、観光スポットとして人気の秋葉原、銀座から訪日客を奪いたい考えのようです。

 

ホテルも活況を呈しており、プリンスホテルでは、東京の品川・高輪地区４ホテルでの中国本土からの春節休暇期間中の宿泊予約が、前年同期比で約65％増と好調だそうです。

 

関西地区でも、阪急百貨店梅田本店、ＪＲ大阪三越伊勢丹、あべのハルカス近鉄本店など５施設が女性に人気の婦人服ブランドやキャラクターグッズの入った中国人向けの福袋（５千～１万５千円）を計約200点用意しており、パスポート提示と引き換えに購入できるそうです。

 

たくさん買い物をしていってくれるといいですね。

 

3099：1,314円、　3048：59,800円、　8242：843円、　8244：353円