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欧米の経済指標は悪くなかったが、シカゴ日経平均は下落

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こんにちは。


日経平均は昨日はアメリカの量的緩和(QE3)縮小をめぐる不透明感やシリア情勢の緊迫化に伴うリスクを回避する動きが広がったことに影響されたものの、昨晩のNYダウの反発や日経リンク債設定に伴う先物買いの影響を受けたこともあり、指数への影響度が大きい銘柄が牽引する形になって13,459.71円で前日比+121.25円(+0.91%)の反発となりました。


米国市場の結果を見る限り本日の朝方は小幅ながら続伸で始まることになりそうです。


東証の取引時間終了後の欧州勢がドル買いを進めた関係で、15:17(シカゴ時間1:17、NY時間2:17)の1ドル97.75円から16:27(シカゴ時間2:27、NY時間3:27)には1ドル98.24円まで約0.5円の円安ドル高が進んでおり、シカゴグローベックスの日経平均先物は15:10頃の13,445円から16:25(シカゴ時間2:25、NY時間3:25)頃には13,535円まで上昇しています。


15:00(シカゴ時間1:00、NY時間2:00)にドイツ連邦統計庁が発表した7月の小売売上高は、前月比-1.4%減少して予想の+0.5%を下回ったが、前年比では+2.3%増と予想の+2.0%を上回っています。


こうした経済指標が改善を受けて、円相場は15:09(シカゴ時間1:09、NY時間2:09)の1ドル98.07円から15:56には1ドル98.23円まで円高ドル安になったものの、欧州株式市場の下落を受けて16:45(シカゴ時間2:45、NY時間3:45)には1ドル97.86円まで円高ドル安に転じています。


シカゴグローベックスの日経平均先物は、15:10(シカゴ時間1:10、NY時間2:10)頃の13,330円前後から15:55(シカゴ時間1:55、NY時間2:55)頃の13,395円前後まで上昇した後、16:30(シカゴ時間2:30、NY時間3:30)頃の13,280円前後まで下落しています。


また、18:00(シカゴ時間4:00、NY時間5:00)に発表した欧州景気指標は、欧州連合(EU)統計局が発表の8月のユーロ圏のEU基準消費者物価指数(CPI)速報値が1.6%上昇から低下した前年同月比+1.3%上昇で市場予想の+1.4%を下回り、家計の消費力を高め、欧州中央銀行(ECB)による低金利政策の継続を可能にする景気の後押し要因となるほか、欧州委員会が発表の8月のユーロ圏景況感指数は95.2と7月の92.5から上昇て市場予想の93.8を上回って4カ月連続で上昇し、業況指数は-0.21で前月の-0.52から改善した。


欧州連合(EU)統計局が発表の7月のユーロ圏の失業率は12.1%で6月と変わらず、ドイツでは5%強にとどまる北部と、比較的経済力が弱いギリシャは28%弱でスペインは26%超と依然として高水準が続いている南部の差が目立っています。


このように欧州経済指標は改善したものの、材料出尽くし感や来週の国内外の重要イベントを前にした手じまい売りに押されて欧州株は全面安の展開となりましたが、円相場は17:22の1ドル97.96円から20:59には1ドル98.30円まで円安ドル高が進んでいます。


こうした円相場や欧州株式市場の動きになっていたものの、シカゴグローベックスの日経平均先物は日本時間21:00(シカゴ時間7:00、NY時間8:00)頃には13,370円前後まで値を戻しています。


日本時間21:30(シカゴ時間7:30、NY時間8:30)に米商務省が発表した7月の米個人所得(PCEデフレーター)は前月比+0.1%で予想の+0.2%を下回り、前年比では+1.2%で予想+1.2%と変わらず、消費支出も+0.1%で予想の+0.2%を下回っています。


また、米連邦準備理事会(FRB)によるQE3の金融緩和縮小に着手するとの観測が高まっているため、長期金利は過去3カ月間で約+1%となって家計の金利が来年にかけて上昇して成長が鈍化するとの見方も広がっています。


この米国の個人所得と消費の指標の悪化やQE3の金融緩和縮小の可能性の高まりを受け、シカゴグローベックスのNYダウ先物が日本時間21:10(シカゴ時間7:10、NY時間8:10)頃の14,855ドルから日本時間21:25(シカゴ時間7:25、NY時間8:25)頃の14,825ドルへ下落したため、シカゴグローベックスの日経平均先物も日本時間21:00(シカゴ時間7:00、NY時間8:00)頃の13,375円前後から日本時間21:30(シカゴ時間7:30、NY時間8:30)頃の13,320円前後へ下落しています。


その後、NYダウが日本時間22:00(シカゴ時間8:00、NY時間9:00)に14,844.10ドル(前日比+3.15ドル)とほぼ横ばいで始まりましたが、日本時間22:35(シカゴ時間8:35、NY時間9:35)に14,815.59ドル(前日比-24.96ドル)まで下落しています。


その影響を受けて、シカゴグローベックスの日経平均先物も日本時間21:59(シカゴ時間7:59、NY時間8:59)の13,350円から日本時間22:30(シカゴ時間8:30、NY時間9:30)頃の13,300円前後へ下落しています。


日本時間22:55(シカゴ時間8:55、NY時間9:55)にミシガン大学が発表した8月の米消費者信頼感指数(確報値)は82.1で6年ぶりの高水準となった前月の85.1から低下したものの、速報値の80.0からは上方修正されて予想の80.5も上回しましたが、消費者期待指数は73.7で前月の76.5から低下し、景気現況指数は95.2で前月は98.6から低下なっています。


これらのミシガン大学の米経済指標を受けて、NYダウが日本時間22:55(シカゴ時間8:55、NY時間9:55)の14,841.09ドル(前日比+0.14ドル)と前日比ぼ横ばいまで値を戻していたのが、日本時間23:02(シカゴ時間9:02、NY時間10:02)に14,817.19ドル(前日比-23.76ドル)まで再び下落しています。


そのため、シカゴグローベックスの日経平均先物も日本時間22:55(シカゴ時間8:55、NY時間9:55)の13,350円まで値を戻していたのが、日本時間23:04(シカゴ時間9:04、NY時間10:04)に13,325円まで再び下落しています。


こうしたNYダウやシカゴグローベックスの日経平均先物の下落とともに円相場は日本時間22:56(シカゴ時間8:56、NY時間9:56)の1ドル98.34円から日本時間23:05(シカゴ時間9:05、NY時間10:05)の1ドル98.23円へ少し円高ドル安になっています。


さらに、NYダウが日本時間23:46(シカゴ時間9:46、NY時間10:46)に14,787.90ドル(前日比-53.05ドル)まで一段と下落したため、シカゴグローベックスの日経平均先物も日本時間23:46(シカゴ時間9:46、NY時間10:46)に13,315円まで一段と下落しています。


こうしたNYダウやシカゴグローベックスの日経平均先物の下落とともに円相場も、日本時間23:59(シカゴ時間9:59、NY時間10:59)の1ドル98.07円へ一段と円高ドル安になっています。

 

NYダウが日本時間2:09(NY時間13:09、シカゴ時間12:09)に14,763.55ドル(前日比-77.40ドル)まで下落したため、シカゴグローベックスの日経平均先物も日本時間2:10(NY時間13:10、シカゴ時間12:10)頃に13,280円まで下落しています。

 

こうしたNYダウやシカゴグローベックスの日経平均先物の下落とともに円相場も、日本時間2:12(NY時間13:12、シカゴ時間12:12)の1ドル98.03円へ再び円高ドル安になっています。


NYダウが日本時間4:34(シカゴ時間14:34、NY時間15:34)の14,829.74ドル(前日比-11.21ドル)日本時間4:54(シカゴ時間14:54、NY時間15:54)に最安値14,762.35ドル(前日比-78.60ドル)まで下落しています。


そのため、シカゴグローベックスの日経平均先物も日本時間4:30(シカゴ時間14:30、NY時間15:30)頃の13,330円から日本時間4:55(シカゴ時間14:55、NY時間15:55)頃に13,255円まで下落しています。


こうしたNYダウやシカゴグローベックスの日経平均先物の下落とともに円相場も、日本時間4:10(シカゴ時間14:10、NY時間15:10)の1ドル98.24円日本時間4:56(シカゴ時間14:56、NY時間15:56)の1ドル98.09円へ再び円高ドル安になっています。


その後は値を戻して、昨晩の終値ではNYダウは日本時間5:00(シカゴ時間15:00、NY時間16:00)に14,810.31ドル(前日比-30.64 (-0.21%) )と反落して終えています。


それを受けて、シカゴグローベックスの日経平均先物も日本時間5:00(シカゴ時間15:00、NY時間16:00)頃に13,285円まで値を戻しています。


NY市場が取引終了した後の時間帯にもシカゴグローベックスの日経平均先物はさらに値を戻して日本時間5:15(シカゴ時間15:15、NY時間16:15)頃に13,335円となり、その後は一進一退を繰り返していました。


シカゴグローベックスの日経平均先物は日本時間6:16(シカゴ時間16:16、NY時間17:16)の終値としては13,330円と東証終値比約-20円と少し反落して終えています。


なお、東京市場の円相場の終了時点である日本時間5:59(シカゴ時間15:59、NY時間16:59)のドル円相場は1ドル98.13円で東証の大引けの時間帯とほぼ同じ水準となっています。


こうしたシカゴグローベックスの日経平均先物の反落を受けて、9月2日は反落して始まることになると思われます。


また、シカゴグローベックスの日経平均先物は出来高が27,437枚と前日の26,919枚とほぼ同じ水準となっており、9月2日の東京市場も薄商いが続くものと思われます。


なお、NY日本株ADRは下記の通り東証終値からシカゴグローベックスの日経平均先物よりと大きく反落した形となっていることや、1つ前のチャート付きで日記に書いた通り月末のドレッシングが行われた反動の可能性もあるため、下落幅が大きめになる可能性も考慮しておく必要あるかもしれません。


ファーストリテイリング (9983)ADR円換算 31,696 東証比: -204(-0.6%)

ファナック (6954)ADR円換算 14,884 東証比:   -126(-0.8%)

ソフトバンク (9984)ADR円換算 6,104 東証比:    -86(-1.4%)

京セラ (6971)ADR円換算 9,986 東証比: -94(-0.9%)

トヨタ自動車 (7203)ADR円換算 5,927 東証比:  -13(-0.2%)

本田技研工業 (7267)ADR円換算 3,527 東証比:  -18(-0.5%)

日産自動車 (7201)ADR円換算 973 東証比: -4(-0.4%)

ソニー (6758)ADR円換算 1,959 東証比:  -13(-0.7%)

パナソニック (6752)ADR円換算 883 東証比:-11(-1.2%)

シャープ (6753)ADR円換算 375 東証比:   -9(-2.3%)

東京三菱UFJ (8306)ADR円換算 572 東証比:  -4(-0.7%)

三井住友FG (8316)ADR円換算 4,342 東証比:-4(-0.7%)

みずほFG (8411)ADR円換算 198 東証比: -2(-1.0%)

2件のコメントがあります
  • イメージ
    yoc1234さん
    2013/8/31 17:24

    こんにちは。

     

    確かにADR見たらかなり下げそうですね。

     

    朝どうなってるかは、また別の問題があるので何とも言えません。

     

    ドンパチ始まればまた違う展開も。

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    abe-reiji-2013さん
    2013/8/31 23:14

    こんばんは。

     

    そうなんですよね…

     

    NYダウを含めた欧米の株式市場の下落材料とされたのは、米国がイギリスなどの不参加があっても、月曜日のレーバーデイを含む連休中にシリアへの攻撃が行なわれる可能性がある…ということだったようです。

     

    もし、明日日曜日か、明後日月曜日の東証取引時間中にシリアへの攻撃が起これば、格好の急落材料にされそうなので、その点を頭の片隅に置いておく必要がありそうです。

     

    しばらくは、日本株の好材料と直接的に関係ない材料でも、売り崩しの理由になりそうなものは、警戒が必要かもしれません。

     

    気を付けて流れを見て参りたいものです。

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