jojuさんのブログ

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▲最近の株価挙動とマクロ分析に関する個人的感想

 最近の日経は荒いですね。 

 急ピッチの上昇、そして反動での急降下

 

 チャートに振り回され、運用会社の決算行動に振り回され、、、、そういう行動はロスが大きいと思える。

 個人はじたばたせず、何もしない、という行動を選択出来る。 それが強みと思うのです(運用会社にはそれが出来ない、やりにくい)。

 

 
 じたばたすると、往々にして却ってポジションを悪化させます。

 大きなマクロの流れを見て、ポイントをついた取引に絞ること、、これが最大のリスクヘッジであり、最高にシャープレシオを高める方法ではないでしょうか?(分析に労力を費やし、取引の労力を減らすこと)

 

 今なら大きな波の途中でさざ波が通過してますねえ、、という感じ??
 欧州の長期低迷確率が高いので、逐一、利益確定したいという大口の投資行動は理解できます。 
 日本のバブル崩壊時と同じように、欧州経済を世界経済から上手く隔離できるか否か?

 これが今のポイントかと。
 大局的には、欧州は自ら隔離されようとし(=欧州への資金回帰=新興国投資の低迷=資源価格の落ち着き)、各国はそれをスムーズに進めるべく金融緩和してるように見えます。

 

 さざ波が大波に化ける確率が高いか否か、、そういうマクロ視点のほうが個人投資家には重要でしょうね。 

 で、マクロの大波を作る主因は、景気回復局面では、大抵、中銀の挙動>実態経済の動き>投資家(金融)の動き、、、の順。
 景気下降局面に至る主因は大抵、この逆。

 この相転移を見極めることがマクロ分析の一つの要諦と思う次第。

 自ら渦中=頻繁な売買に没入するとそれが見えにくくなる。


 

(補足)マクロ分析重視の帰結

 皆がマクロやふぁんだ分析を重視すると、株価挙動は米国のようになる。 急騰はなく、大きな落ち込みもなくなりがちになる(それでもごく稀なテールリスク、例えばリーマンのような大ショックは防げない)。 で、平均成長率は上がりやすく、投資収益、実質賃金も上がりやすくなる。

 

(補足)投資用語集(経営用語集)
 リスクヘッジ: リスクを下げようとし、リターンも下げる行い。 レバレッジのかけ過ぎから為された場合はアホな結末になりがち。
 レバレッジ: リターンを上げようとし、リスクも上げる行い。 マクロ(もしくはふぁんだ)分析の過信度や、他人(他社)への競争心と相関性がある。
 シャープレシオ: リターン÷リスク。 買いポジのシャープレシオは、マクロの底(もしくは、ふぁんだの底や成長初期点)で最大化し、山で最小化する。 マクロの大波途中での売買はポジションのシャープレシオを往々にして悪化させる。 他人(他社)に追随した売買もポジションのシャープレシオを知らず知らずに悪化させることが多い。
 スイング: 横方向の短期売買。 平均的に見て、労多くして益マイナス、となる。 ふぁんだ分析の甘さに起因する場合が多い。

 

、、、、、以上、個人的自戒(--;を込めた徒然日記でした。

 


 

2件のコメントがあります
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    確かに機関投資家は何かで運用し続けないといけないのが、1番のリスクなのかも知れないですねー。

    チャンスが来るまでじっと待てるってのが個人投資家の最大の利点なのは、僕も同じ考えですね☆

    だけどトレードせずにはおれない個人投資家も結構いるんだなと、みん株見てると思います。
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    jojuさん
    2013/6/11 00:44

    確かにみん株は短期売買比率が高そうですね。

    退職者なのか、宣伝なのか、、、良く分かりませんが、どうでも良いのですが。

     

     

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