ぎっしーさんのブログ

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08.04.14 本日は日経平均406円安

 よく売られました。昨日の米国GE決算悪く、輸出株を中心に下げ下げモードでしたね。ドル円も100円に戻ったり一進一退の繰り返しで。先週の上げもあるからこんなもんですかね。最近、少しずつですが、内需関連の小売専門店系の業績が上向き傾向にもありますが、鈴丹みたいに仕手化していたりするものもあるからやっぱり投機市場化しているような感は否めません。

今日は、帰りの電車ホームで「ワハハハハ...」と黄金バットの如く笑うあやしいおじさんをみかけました。季節の変わり目だと思いました。

今、課長が危ないそうですよ。


『ニッポンの「課長」が危ない!』(12日付日刊現代)

 新入社員にかまけている場合ではない。いま会社で危ないのは第一線の「課長」だ。“狭き門”をくぐってきた優秀な人材が、山のような仕事と家庭に追われて“壊れ”かけている。

●最下位の管理職が病んでいる
 
 厚労省の調査によると、企業規模100人以上の課長は92万人いる(06年)。前年比で3万人減。いまや“本流”の課長になれるのは、「同期の2割」(メーカー人事担当者)という狭き門だ。それほど「優秀な人材」なのに、「課長になりたくない」という若手社員は増えている。昨年の日経のネット調査でも、半数近くの45%がそう答えた。
 
 組織のフラット化とかいって、役職がどんどん減らされ、そのぶん現場マネジャーの仕事量が増える一方だからだ。

 「ウチのセクションにはマネジャーの私と“それ以外”しかいない。新入社員とか問題社員とか年上の部下の面倒を見ながら、自分もプレーヤーとして働く。部長より上は『数字を伸ばせ』と言うだけで、具体的な指示はなし。部下の不始末は私の責任。残業代もつかない。睡眠時間は平均3時間。やってられません」(IT・37歳)
 
 晩婚化も負担に拍車をかけている。
「いまの30代、40代の課長クラスは、まだ子供も小さい。ワークライフバランスとか騒いで、家庭を顧みない社員は無能扱いされる。会社でも家庭でもやることが多すぎて、正直しんどい」(金融・40歳)

●フォローする部長の手腕が問われる
 
 管理職の最下位である課長はどこでもコキ使われるだけ。心を病んでいっている。
 
 社会経済生産性本部が06年に上場企業2150社を対象に実施した調査によると、過去3年、6割以上の企業で「心の病」を抱える人が増加。年齢別で一番多かったのが30代(61%)で、次いで40代(19%)だった。ある精神科医が言う。

 「数年前にある通信系の会社で40代の課長クラスの自殺が相次ぎ、業界内で話題になった。中間管理職、とりわけ課長のうつは深刻な問題です。実感として、ほぼ100%うつか、それに近い状態にあると言っても過言ではありません」
 
 日本経営協会の「日本の中間管理職白書07」によると、管理職が抱える問題・悩みは「業務量が過大」(41%)がトップ。「業務目標のハードルが高い」(21%)、「他部署との連携が不調」(20%)と続く。
 
 課長は疲れ切っている。バタバタ倒れていったら、それこそ会社の“危機”だ。

 「優秀なプレーイングマネジャーを束ねる部長の手腕が問われるわけです。課長の負担になるような雑用は、むしろ『オレが処理してやる』ぐらいのフォローをしないと、潰れてしまいますよ」(人事コンサルタント・菅野宏三氏)
 
 部長がふんぞり返っている会社の課長は危ない。

●孤独な課長をどうケアする?(「はじめての課長の教科書」著者 酒井穣氏)
 
 オランダに移住し、日本の企業を“外”から見る機会を得て、気づくことがあります。
 
 あれもこれもIT化を図り、世の中がものすごい勢いで複雑になった。ひとつの企業が取り扱う専門分野が増えて、必然的に課長クラスが統括すべき専門分野が増え、負担が増している。
 
 課長ならではの厳しさの中で、恐らく最もつらいのは「孤独」でしょう。現場の社員と完全には打ち解けられず、経営陣からは“ヒヨッコ”扱いされる。
 
 課長として潰れないためには、社内で“課長会”を組織し、孤独から解放されることです。課長会が組織できないような小さな会社であれば、社外の勉強会などを利用し、とにかく問題をシェアできる仲間を見つける。お互いの苦労に驚くほどの共通点を見いだすことができるはずです。
 
 いまの課長は広く社内外で認められた人材しかなれません。もう一度、「自分は選ばれた社員」ということを再認識できる機会を持ち、やる気を取り戻す。
 
 転職という手もありますが、リスクが高く、過大なストレスが伴うことが予想される。安易にお勧めはできません。
 
 部下を動かし、目標を達成するスキルは、何年経っても“腐る”ことはない。経験を重ねるほど成熟していく。あまり神経質にならず、課長というポジションだからこそ、そのスキルが効果的に学べる、経営の“つまみ食い”をしてやろうぐらいの気持ちで当たるのが、ちょうどいいのではないでしょうか。

▽さかい・じょう 慶大卒、欧州MBA首席取得。商社勤務時にヘッドハンティングを受け、オランダのメーカーに転職。06年に同国でITベンチャー企業を創業。最高財務責任者としても活動する。
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