jojuさんのブログ

最新一覧へ

« 前へ848件目 / 全1496件次へ »
ブログ

★サーベラスは悪で、西武が正しい??(甘えと経済音痴)

 サーベラス問題、、果たしてサーベラスは悪で、西武の『現在の経営陣』が正しいのでしょうか?

 ここまでの報道で、西武の『現在の経営陣』が単純に正しいと思う方は、経済音痴か、甘ったれた人間か、どちらかかも知れません。 

 

 なぜなら、、、、

 

● 西武は民間企業である。

● 不採算路線の継続は、労働に対する報酬が十分払われないのと同じ。 不採算路線継続要望は、西武という企業に対する搾取。 不採算路線継続を要望するならば、地元自治体が応分の負担を負うべき。 それがなければ撤退は当然。 公益は企業が担うべきなく、『その利益を受ける』納税者、つまり地元住民たちが『主に』負担すべきこと。

● 上記同様に西武球団も赤字や低採算ならば活動中止、もしくは、より良い経営を続ける自信のあるところに売却すべき。 売却しても球団がなくなるわけでない。 より良い経営者が球団所有するならば、それはファンにも選手にも望ましい。 西武が保有し続けねばいけない理由は皆無である

● 上記二点でサーベラスを批判する方は、現経営陣の情報操作にやられているかも。 ここまでのマスコミへの漏れ方、報道のされ方からすると、胡散臭いのはサーベラスよりも『現経営陣』のほう。

 

● 西武の経営者、従業員は日々の労働の報酬を、日々の賃金で得ている。 西武は彼らに借りはない。 それなのに、経営者や従業員が西武の所有者のように振る舞うのは明らかにおかしい

● 年功序列賃金は賃金の後払い制度である。 若い従業員には西武は借りがある。 しかし、後払い分を支払えば済む話であり、若い従業員も西武の所有者ではない。

● 西武が大きな借りを負うのは、西武に資産を提供している投資家(株主)である。 投資家だけが、西武の経営リスクを一身に負っている。 何故なら、彼らの報酬は、従業員・経営者報酬を払った後に支払われ、企業業績が悪ければ逆にむしり取られるからである(株価下落、資産価値下落)。

● しかも、投資資産は投資家個々の過去何十年もの労働・リスクの蓄積であり、タダで得たお金ではない。 あぶく銭ではない(あぶく銭に当たるのは、たかり有権者や利権政治家や悪徳官僚が税金から盗んだお金、、、例えば、不採算路線継続を、身銭を切らずに、おねだりするような住民は一種のたかり有権者)。 

● 株主、投資家こそが、西武の所有者。 西武の純資産も全て株主が出した資金から出来ている。 創業経営者ならば、もの凄いリスクを負い、きちがいじみた重労働をしてきた報酬として自社株を沢山持つから、当然、企業所有者だが、それ以降のサラリーマン経営者は企業所有者であるわけはなく、単なる雇われ人に過ぎない。 しかし、何故か日本では所有者面する勘違い経営者が多く、そういう経営者に限って無能である

 

● 投資家資産を一身に引き受けているのがサーベラスなど投資ファンド。 投資家の過去の労働・リスクの蓄積たる投資家資産を引き受けているのだから、ファンドの責任は重大である。 ファンドが投資収益確保に必死になるのは当然である。 投資資金に対する報酬獲得に必死になるのは当然なのです。 投資ファンドや株主は、日々の労働報酬を日々の賃金で『確実に』得られる労働者、サラリーマン経営者のようにお気楽になれるわけがない

● 投資収益を十分あげてくれない経営者に、株主、投資ファンドが改善要求、更迭要求するのは当然。 それを横暴と思うのは、経済音痴か、世間知らずの甘えゆえか、もしくはギブ&テイクを無視する悪党だからである(最近のお役所は、そのどれにも当てはまりそうな向きが多い)。

● 株主、投資家の利益は全て企業価値に由来し、企業価値は企業業績により高まる。 で、企業業績(企業利益)は、『より良い製品・サービスをより安く(=効率的に)、社会に提供する社会貢献』により上がっていく。 つまり、株主・投資家の投資収益増大要求は、企業経営者・従業員に対する社会貢献増大要求と同義である。 これは、怠け者の従業員やサラリーマン経営者にはうざいことだが、社会全体を向上させるには非常に重要なことである。 

● 同時に株主、投資家は、企業の社会貢献に対し、応分の対価を払わない顧客は相手にするな、という要求もする。 不採算路線からの撤収もその一種。 これは社会に甘え、たかりが蔓延するのを防ぐ効果があり、社会全体を向上させるのにやはり重要。

 

● 米国ファンド、短期ファンドという差別や恣意的政策運営は止めたほうが良い。 そんなことをすれば、リスク資金の出し手はいなくなる。 ギブ&テイクは守られるべき。 そうでなければ、苦しむのは経営者・従業員。 経営資金がほとんどなくなるのだから。

 

● 短期ファンド(ハゲタカファンド)は中長期ファンドが入ってくるような、有望企業には入って来れない。 そこでは主役になれない。 そういう短期ファンド(ハゲタカ)にとりつかれるのは、歴代の経営陣が無能だから。 自業自得である。 

● 短期ファンド(ハゲタカ)はダメダメ企業を早期解体し、その社会損失を最小化する。 だらだらと債務を膨張させ、多くの債権者(=銀行・国=銀行預金者・納税者)に迷惑をかけ、挙げ句は借金棒引きで倒産、、となるのを未然に防ぐ(こういうダメダメ企業の経営者、従業員が一番無責任で社会の迷惑)。 

● 短期ファンドは、ダメ企業でも稼げる部門は他企業に売却する。 これによりその部門の従業員の雇用は維持されるし、ダメ部門から切り離されるので、賃金アップの芽が生まれる。 短期ファンドの解体活動により、ホントにダメなところだけ完全解体され、失業保険やら、借金棒引きなどの社会的損失は最小化される。 短期ファンド(ハゲタカ)は倒産で不幸になる人を最小化させる。 出来るヒトをダメなヒトの道連れにさせないダメなヒトの早期の方向転換、再起を促す

● 短期ファンド(ハゲタカ)は中長期ファンドと役割は違うが、基本、善である。 悪なのは、ダメ企業にしてしまった経営者であり、そういう経営者を更迭しなかったアホ株主

 ● アホ株主は、アホ経営者とつるんで会社をダメダメにする

 

● 西武の件で、サーベラスは未だハゲタカに化けていない。 ハゲタカになったとしたら、その責任は日本の金融機関など既存株主がアホ株主だったからです。 

● サーベラスの株主提案が、現経営陣の経営計画に比し、企業の中長期成長にプラス度が低ければ(例えば、食い急ぎすぎたハゲタカならば)、それは他の株主によって否決されるだけ(アホ株主だらけならばまともな提案も否決されますが、、)。 TOBも同様に、失敗するか、おそろしい高値買いになってしまうだけ(アホ株主だらけならばそうなりませんが、、、)。

● ファンドをハゲタカか否かと色分けしたり、ハゲタカ規制をかけるのは、国民益的には無意味どころか、逆効果である。 それは、後述のように、利権(税金詐取)維持には好都合だが、(上述の如く)国民益に反する行い。 

 

● 日本のTV,新聞はダメ企業みたいなのが多く(ばかり?)、総じて、ダメダメ企業に異常肩入れした報道をする。 ギブ&テイク、社会損失という考えが極めて希薄。 彼らの論説を鵜呑みしてはいけない。 起きた『事実』だけを時系列的に見て、自分の頭で考えること。

 

● ダメ企業は悪徳官僚、利権政治家の資金源になりやすい。 ダメ企業は官需依存になりがちなので、そこに税金投入し、キックバックを得やすいからである(キックバックは天下りだったり、献金だったりという古典的なものから***まで多様で捕捉困難ゆえ、ダメダメ企業を無理矢理、存続させないのが国民益的にはベスト)。 役所、政治家がダメダメ企業擁護的だったら要注意。

 

 

 

 

9件のコメントがあります
  • イメージ
    montontonさん
    2013/4/7 17:01

    西武の経営者は企業を継続的に経営することを目的として経営を行っているのに対して、サーベラスは西武の経営に興味があるのではなく、西武の保有株を高値で売り抜けることに興味があるのです。

     

    両者の目的は異なるのだから短絡的にどちらが良いとか悪いとか言えるものではない。

     

    その目的からすればサーベラスが不採算路線を廃止したり、西武球団を売却して一時的に財務内容を改善して持ち株を高値で売ろうとするのは当然と言える。

     

    一方西武は多摩地区の発展と共に生きてきた企業であり、公益企業として地域住民の意見を十分尊重して経営するのも当然と言える。

     

    株式の理論だけで会社を経営すれば一部の大株主の利益のために株主ではない多摩地区の住民が大変な不利益を蒙ることになる。

     

    サーベラスが一般企業と公益企業の違いを把握せずにいたずらに株主理論を振りかざすのは誤りであろう。

  • イメージ
    jojuさん
    2013/4/7 22:55

     西武の現在の経営陣の目的は、継続的な『保身』であって、会社の中長期益を高めることではないでしょう。

     なぜなら、会社の中長期益を考えれば、不採算路線をだらだら維持するのはおかしいし、低採算の球団経営を続けるのもおかしいから。

     で、これは、たかり根絶の点からも、球団発展のためにもおかしい。

     

     この点に関し、現経営陣から合理的説明は何もなく、マスコミに喚かせてうやむやにされてるのです。 不可解と思いませんか?

     

     経営陣が保身目的ならば、それは公私混同どころか、会社を食い物にするものです。 ハッキリと悪と言えます。 

     

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

     

     西武は公益企業でなく、民間企業ですよ。 だから、社会貢献に対し、応分の報酬を要求するのは当たり前です。 不採算垂れ流しは、従業員を無駄働きさせてることになるし、会社の経営資金を提供してる株主への背任行為でもあります。

     

     ちなみに、公益という言い方は、民間企業が税金を分捕るときに良く多用されます。 公益名目で民間企業に税金投入し、キックバックを狙う役所や政治家が多用する用語です。 

     

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

     

     上記に書いたとおり、株主全体の利益=社会全体の利益、になってしまいます。 ギブ&テイクは、株主論理でも何でもなく、普通・普遍の論理だと思います。 良く読んでからコメントをお願いします(--;

     

     たかりと甘えの論理(?)ばかりが広がると、社会はソビエトのように暗くなり、すさみ、停滞していきます。

     

     

  • イメージ
    montontonさん
    2013/4/8 16:34

    西武の経営陣は早期の上場を目指して市場の評価を早く導入しようとしていました。

    つまり積極的に経営に市場の評価を導入しようとしたわけで、

    保身どころか公平公正な評価で経営を透明化しようとしていたのです。

     

    これに対してサーベラスは西武の早期上場に強硬に反対し、

    現時点で市場原理を導入することを拒んできました。

    サーベラスの役員は早期上場することで投資の成否が早く出て自分達の立場が悪くなることを恐れて保身に走ったのでしょう。

     

    そこでサーベラスが取った手段は驚くべきもので、

    自らの利益のために公益企業として責務を放り出して、

    路線住民の不利益を承知で自らの保身を図ろうとしているのです。

     

    地域独占の鉄道会社が公益企業としての責務を放棄して自らの利益だけで暴走すれば西武沿線の何百万という住民の生活は破壊されてしまいます。

     

    このような無責任な経営を志向するサーベラスに西武の経営陣が反対するのは当然のことであり保身どころか彼らは実に責任感の強い立派な経営者だと思います。

     

     

  • イメージ
    jojuさん
    2013/4/9 08:15

     本当にそうでしょうか?

     

     ならば、現経営陣は、サーベラさんの提案に回答するなり、合理的に反論するなり、株主総会で議論するなりすべきなのでは? あくまで一ファンドの提案であり、強制力などないのですから。

     

     まともな回答をせず、いきなりマスコミリークは不可解ですよね。

     マスコミに喚かせてうやむやにしてるから、投資ファンドとの信頼関係破綻、TOBとなっているのでは??

     

     こういうやり方は多くの投資家の信頼を損ない、アホ株主しか残らず、会社の発展にはマイナス

     

     ちなみに、サーベラさんの提案は以下(読売記事)のとおり。

     不採算、低採算の見直し、つまりは採算の十分取れる得意分野への資源集中ということです(不採算・低採算部門は西武よりも上手く運営出来るとこへ売却されるわけで、これは社会全体にプラス公益に適います

     

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

     

     

     米系投資ファンドのサーベラス・グループが西武ホールディングス(HD)に昨年、提案していた経営改善策の内容が分かった。

     西武秩父線など5路線を「その他不要路線」と表現し、埼玉西武ライオンズについても「採算性をしっかりと精査し、売却の選択肢」があると明記している

     提案は、2012年10月12日付でサーベラスから西武HDに送付された。そこには、計47項目について経営の改善策が提案されている。「その他不要路線」として多摩川線、山口線、国分寺線と多摩湖線、西武秩父線が挙げられている。西武秩父線については「山間にあり、人口密度は低く、メンテナンス費用は高い」と指摘している。

     また、埼玉西武ライオンズについては、「将来性、採算性並びに戦略的位置付けをしっかり精査。売却の選択肢(がある)。プリンスホテル、西武鉄道、不動産(事業)へのブランド価値向上は不明」と指摘している。

     サーベラスはこの文書について、13年1月11日付の追加文書で、「我々からの要請に対してまったく返答がなかったことについて、強い不満と失望を表明します」としている。そのうえで「賢明であると我々が確信する当該経営改善計画は、潜在的投資家に対し、詳細に開示されるべき」と主張。提案について「西武は本レター(文書)及び、従前のレターにおいて要点を示した措置を実施することを確約しなければなりません」と主張している。

     さらに経営情報の開示の改善点として、西武が持つ不動産などの資産についての「開発機会及びノンコア資産の開発もしくは現金化の計画の詳細及び予定時期が含まれる」とした。具体的には、ハワイのホテル、東京プリンスホテル、(遊園地の)豊島園、西武園、多摩川競艇場を挙げている。

     このほか、子会社の西武建設については、「将来性、採算性並びに戦略的位置付けを精査。売却もしくは本事業から撤退」の検討を求めている。

     サーベラス側は5日の記者会見で鉄道路線の廃止や球団売却などについて「あくまで検討項目の一つとして挙げたもので、提案したことはない。強制や要請はしない」(サーベラス・ジャパンの鈴木喜輝社長)と主張し、「(西武側がサーベラスが提案した)検討項目を開示することにより、いたずらに沿線住民やファンを不安に陥れた」(同)と批判した。

  • イメージ
    jojuさん
    2013/4/9 08:29

     アホ株主とつるんでうざいファンドを追い出したい、、それにより保身を盤石にしたい、イージーに経営したい、というのが現・経営陣の本音では??

    (アホ株主は役員とか管理職の出向先、天下り先に西武を利用するから、イージー経営を許容?、、、ま、要するに持ち合いの変形です

     

     ここまでの事実関係を見るとそう見えてしまう。

     

     サーベラさんの提案は、列挙しうるノンコア資産・事業全てについての経営方針を問いただしたものに過ぎず、全てを即刻売却というものではないのです。

     なぜ、そういう話に化けて、マスコミリークされ、そういう報道になりまくってるのか不可解ですよねえ。

  • イメージ
    アジアさん
    2013/4/9 11:06

    遅れました(>_<)

    サーベラの意見はよくわかります。

    西武は最低なことをして上場廃止して助けてもらった恩を忘れたのかと思う。

    しかし野球ファンとしては西武球団を残して欲しいと思うけど

    電鉄は売るのが良いのかな?そこで何処かが立て直せば良いだけなのか?

  • イメージ
    montontonさん
    2013/4/9 14:42

    地域独占の公益企業と代替がきく普通の企業を混同して短絡的に行動しいるサーベラスが批判されるのは当然でしょう。

     

    サーベラスの本拠の米国でも公益企業への外資の出資を制限しており、

    外資が自らの利益のためだけに資本の理論を振りかざすことを制限しています。

     

    鉄道、通信、エネルギー等の公益企業に外国企業が参入することを制限したり、

    国益や公益の観点から株主権に制限を加えています。

     

    西武が公益企業としてサーベラスの要求に反対するのは当然であり、

    サーベラスは西武沿線住民や関連施設の利用者の利便性をどのように考えるのか納得いく説明をするべきでしょう。

     

    サーベラスは西武を経営することに興味があるわけではなく、

    西武を商品として高く売ることだけに興味があるのです。

     

    西武の経営者が西武沿線の地域住民との共存共栄で発展することを考えているのに対し、サーベラスは地域住民に不利益を転嫁することにより早く逃げ出そうとしているのです。

     

    そもそもサーベラスのような会社が公益企業に出資すること自体が大きな間違いだったのでしょう。

     

    株主という狭い了見で公益企業へのサーベラスの反社会的な行動を擁護する人がいることが驚きです。

  • イメージ
    jojuさん
    2013/4/11 07:31

    >アジアさん

     

    ライオンズ球団はもし売却されても残るでしょう。

    西武という会社が保有しなくなるだけのことです。

  • イメージ
    jojuさん
    2013/4/11 08:13

    >montontonさん

     

    株主提案をするのは短絡的行動ではないですよ。

     

     会社の成長を願うならば、投資家が株主提案をしないほうがおかしい。

     日本のアホ株主がなぜ、株主提案をしないか? 出来ないか?

     それはアホ経営者とつるんで会社を食い物にしてるからです。 

     つまり、会社の中長期的な成長という視点に乏しいからです。

     アホ株主はアホ株主で金融機関の経営者なわけですが、アホ株主とその出資先アホ経営者とも、自分の任期だけよかれ、と思って経営してるようなとこがある。

     サラリーマン経営者だらけになって、こういうことが増えました。

     役所の天下りが民間に入ってきたり、役所の縛りがきつくなって、役所化する民間企業(金融などその最たるもの)が増えて、一層、こういうことが増えました。

     

     役人というのは、任期が決まってますから、自分の任期3年を中心にモノを考え、面倒は後につけ回しする傾向が強い。 

     で、創業に苦労や、会社への思い入れに乏しいサラリーマン経営者はそれに染まりやすい。

     

     役所の寄生虫的な民間関与を極力外すこと、海外ファンド含め真に投資目的のファンドをどんどん入れること、、、この2点が必要です。 これが欧米に比べ、日本の企業統治が遅れてる最たる点です。

     

     で、役所の行動を抑えるには、政治家による官僚人事権の行使が必要です。 部下が自分の人事を決めてるのが、角栄以来、日本政府の統治スタイル。 異常です。

     

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

     

     米国のまねをすることはない。

     米国のほうがおかしければ、それを真似する必要はない

     

     企業に求められるのは、社会貢献の増大により業績アップ=企業価値アップです。 企業益と公益は、企業が中長期成長を考えるならば、一致します(企業は全て公益的と言える。 一方、役所は、公益活動を市場原理を通さない非効率・不公正な方法で行う組織とも言える)。

     

     さて、今回のサーベラの提案はそれに対して、上記に対しおかしいものですか?(米国で公益云々が問題視されるのは上記に対しおかしい場合が多いでしょう)

     

     低採算路線の他への売却は、より上手く経営できるとこへの売却であり、公益に即してます

     マイカーが主流になった地域の不採算路線廃止も公益に適ってます。 それを維持費がかかる鉄道で残すよりも、市営バスに変えたほうが、地域負担も減るからです。

     西武に存続させ、西武に補助金を流すほうがよっぽど市町村に負担は増えます(で、この過大な補助金の見返りに市町村に政治家、役所に西武から幾ばくかのキックバックがあるかも、、)。 

     そういうカラクリも含めて、経営者がサーベラに説明すれば、サーベラはこの提案を取り下げるかも知れませんね。

     でも、サーベラにこういう臭い話を伝えるのは躊躇しているのでしょう

     それは、アホ経営者やアホ株主にとって地雷になるかも知れないからです。

     こういうことがあるから、サーベラ追い出しにかかっている可能性は少なからず

     

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    >>サーベラスは西武沿線住民や関連施設の利用者の利便性をどのように考えるのか納得いく説明をするべきでしょう。

     

     サーベラは株主提案のたまを投げました。

     まず、回答すべきは西武の現経営陣のほうです。

     サーベラ提案拒否は中長期の社益(=公益)に適うのか?

     現経営陣は、その説明をサーベラにすべきなのです。

     

     なぜ、説明しないで、変な記事をマスコミに書かせてるのか??

     

     

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


     

    >>サーベラスは西武を経営することに興味があるわけではなく、西武を商品として高く売ることだけに興味があるのです。

     

     

     西武株を高く売るには、西武の企業価値を上げねばいけない。 つまり、西武の中長期成長力を高めねば無理。

     西武株を高く売ることを考える投資家のほうが、自分の任期だけとか利権だけを考えるアホな経営者よりも、会社の中長期益(=公益)を考えることになります。

     

     サーベラのここまでの行動は、この線を外していないです。 不可解なのは現経営陣の行動です。


     

     

コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。