jojuさんのブログ

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新興国の為替発言は円安トレンドに影響しない

 最近のブラジルやG20でのロシアの為替発言は不可解。

 両国とも円安でダメージを受けるわけではないから。

 

 米国も欧州も円安がインフレ目標政策に依る自然なものならば、それによる経済ダメージはない

 むしろ、日本が引き締め的金融政策を続けることによるダメージのほうが大きい。

 ドイツは円を買いすぎたとかで短期的ダメージはあっても(それすら円安スピードが緩やかならば問題ない)、中長期的には困らないのである。

 

 円安で中長期的にダメージを受けるのは中国、そして韓国である(ただし、このダメージもこれらの国が過剰に通貨安誘導しているからこそ起きている)。

 

 円安が痛くも痒くもないブラジル、ロシアの為替発言は、中国に言わされてる感が強い(おそらく何らかのマネー、賄賂が動いている?)。 今も通貨安方向への為替操作を続けている中国は、為替については何も言えないからである(言ったら自爆)。

 

 日本の政治家、特に財務大臣とかは、経済政策や諸外国の利害をちゃんと理解して、各国発言に右往左往しないことです

 然るに、財務省のご進講しか受けてない財務大臣(自ら進んで読むのはマンガだけ?)では、経済政策への理解など深まるわけもなく、早晩、金融緩和抑制方向(円安抑制)に誘導されていくでしょうけどね(--;

 

 今の円安トレンドに影響するのは、欧米景気の回復度合い、そして日本のインフレ目標政策の実行度合い、、、それだけ。 それ以外は些末で一時的な影響しかない

 で、日本のインフレ目標政策は、参院選までは(今上がっている候補の)誰が日銀総裁になろうが盤石である。 そこまでで問題なのは、概ね欧米景気動向だけなのです。

 

 

(補足)ロシアにとっても日本の円安抑止は自殺行為です。 それは中国の軍事的脅威を早期に高めることになるからです(既に極東地域への中国人の大量流入に大いに悩まされている)。 だから、ロシアが執拗に円安を非難し続けることはない。 あるとすれば、それはロシアの経済理解不足ゆえであり、それは安倍政権の交渉次第でどうにでもなる(安倍氏が財務大臣のように経済音痴でなければ問題なく、安倍氏のブレーンを見る限り、そこまでの音痴ではない)。 

 

 

 

 

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