大東建託が高い・今期末２通りの配当予想

[agawaさん]

大東建託（１８７８）が高い。同社は２１日引け後、０８年３月期末の配当予想について発表した。株主還元政策の一環として、消却を目的として、今期に３４７万株（上限）、１８７億円（上限）の自己株式取得枠を設定していたが、自己株式取得枠が予定通り消化できず、現時点までに、４７万６９００株、２８億１４百万円を取得するにとどまっている。資本政策については、現時点では結論に至っていないが、来月中旬を目処として引き続き検討を進めていく予定であり、仮に企業価値・株主共同の利益に適う何らかの施策が実施される場合には、今期末の配当を無配とすることもあるとしている。一方、今期末の配当を実施する場合には、自己株式取得枠の未消化分について、特別配当として今期末の配当に上乗せすることとし、今期末の配当予想額を従来予想の５２円から１２８円増額し、１８０円とする予定だと発表した。同社をめぐっては、実質的に約３割を持つ大株主が、保有株の売却を検討していることが表面化。米ファンドらによる買収交渉が進められている。ある程度のプレミアム（株価への上乗せ額）を付けて買収が行われる場合などは、配当を見送る方針とみられる、と報じられた。大東建託の株価は９時４７分現在５２１０円（△２１０円）。
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