jojuさんのブログ

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★グローバリゼーションの行方と近未来の外交指針

 グローバリゼーションとは経済の垣根低下。

 それは全ての国の経済発展に有利なので、冷戦解消で当然ながら進んだ。

 

 ただし、それは、経済ルール(プラスサムゲーム)でなく軍事ルール(ゼロサムもしくはマイナスサムゲーム)で動きがちな新興国の経済力を発展させ、その軍事力を拡大させることにもなる。

 

 これは侵略指向の高い国を中心に、地域のパワーバランスを崩すことになるので、紛争多発となる。

 終局的に当該国と周辺国の経済発展の果実を台無しにすることになる。

 

 ゆえに、今後の世界政治のテーマ(=多くの国の外交指針)は、野放図でなくコントロールされたグローバリゼーション(反グローバリゼーションではない)、経済ルールの新興国への浸透(社会主義の拡大ではない)、国家分立状態の維持(世界市民・世界統合ではない)によるパワーバランスの確保、、、になる。

 

 つまり、経済ルールの浸透(=市場原理の浸透=自由主義の浸透=プラスサムゲームの学習レベル)と釣り合ったレベルで、個々の新興国向けの経済の垣根に強弱を付けること、、、そして、崩れたパワーバランスの再構築を進めること、、です(冷戦終結で野放図に垣根低下を進めたのは明らかに間違いでした)。

 

 一方、反グローバリゼーション、社会主義化、世界市民・世界統合への動きは、全ての人類にとってマイナス方向への動き社会主義は現在では、福祉や社会保障の拡大・格差是正という言葉に化けているのでその浸透・増大は分かりにくいですが、国民益にマイナスなことは全く変わりないのです、、、社会主義化=反市場原理=官僚統制強化=反自由主義=独裁化への道。 詳細は当方過去日記参照のこと)。 

 これらと戦うことも重要。

 

 

 さて、パワーバランスを維持できれば事後の軍縮も可能になります(パワーがあるほうが軍縮を自発的に進めることは期待薄)。

 金食い虫で経済発展を阻害する軍備を削減出来るので、経済発展が更に進むことになるうえ(軍人はインフラ整備の公共事業に転職して貰い、自然相手、人殺しし合わないプラスサムゲームで戦って貰う)、偶発的な人類滅亡のリスクも減らせる

 

 

(補足1) 米国は民主化で全て解決すると信じているが、これは間違いである。 

 民主化されても、政府や国民が軍事ルール指向ならば新興国絡みの紛争は多発するようになる。

 一番重要なのは民主化でなく、経済ルール(=市場原理=自由主義)の浸透です。それがあれば、自ずと民主化するし、民主化しても危険国家のまま、危険国家に化ける、ということにはならない(これも詳細を過去日記にさんざん書いてます)。

 日本の左系、右系の論者はこのことが全く分かってないので、彼らの論説は不合理で自滅への道になる。 左系、右系の論者が信奉する社会主義や反市場原理は貧困化と騒乱への道

 

(補足2) 国家が適度に分立し、競い合う状態が維持出来れば、多様なパワーバランスの組み合わせが可能になる。 どこの新興国が危険なまま強大化しても、その危険性を抑止することが容易になる。

 これと真逆の世界統合、世界市民という状況はパワーバランス維持には実は極めて危険、、全ての人間にとって(統合とはパワーの一極集中なので、そのパワーをけん制する術が無くなる。つまりは世界規模の社会主義化=独裁化)

 

 

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