ユリウスさんのブログ

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平原誠之ピアノコンサート -京都府民ホールALTI

平原誠之のピアノコンサートが京都府立府民ホールALTIであった。いつもながら彼のピアノには、何かしら特別に惹きつけられるものを感じる。大満足の3時間。



プログラム
第一部
1 潮騒 作曲:ギャニオン
 ギャニオンの音楽は大好き。気に入ってる曲は「印象物語」と「めぐり逢い」だけど、この曲も特別に美しかった。
 ただ、プログラムの解説に「潮騒」とは引き潮と上げ潮の間に聞かれる波音のことを言うとあったが、これはちょっとまずい説明です。辞書には
「潮騒」:潮の満ちてくるときに、波の騒ぎ立つ音。
とある。これが正しい。
 これでないと、三島由紀夫の小説「潮騒」のタイトルも意味をなさなくなる。

2 スラブ舞曲第十番「ドゥムカ」 作曲:ドヴォルザーク

3 ノクターン第二番 変ホ長調 作曲:ショパン
 映画「愛情物語」でよく知られている名曲。

4 ヘクサメロン変奏曲 ホ長調 作曲:ショパン

5 ワルツ第19番 イ短調 作曲:ショパン

6 マズルカ第13番 イ短調 作曲:ショパン

7 組曲「ハチミツ王国の秘密」より 第六曲「くまたんの恋」 作曲:平原誠之

8 春の夜 嬰ヘ長調 作曲:リスト

9 渚のアデリーヌ 作曲:センヌヴィル
 原題は「アデリーヌにささげるバラード」。翔年の好みにピッタリのピアノ曲。清純な乙女をイメージした曲かと思っていたら、プログラムの解題には「センヌヴィルが生まれたばかりの次女に捧げた作品」とあった。道理で、可憐でやさしい曲なんだと納得。

10 ひまわり 作曲:マンシーニ
 聴けばいつでも映画「ひまわり」のシーンが脳裏に浮かんできてせつない。

11 チゴイネルワイゼン 作曲:サラサーテ
 ヴァイオリンの超絶技巧の作品。平原のピアノのまた凄い超絶技巧の演奏。

第二部
1 ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック4」 作曲:ロジャース
 楽しいミュージカルの曲。これも映画の名シーンが目に浮かぶ。

2 エンターテイナー 作曲:ジョブリン

3 ハノンに基ずく奇想曲 ハ長調 作曲:平原誠之
 
4 乙女の祈り 作曲:バダジェフスカ

5 マズルカ第五番 嬰ヘ長調 作曲:ショパン

6 ハンガリー舞曲第五番 嬰へ短調 作曲:ブラームス

7 バラード第一番 ホ短調 作曲:平原誠之
 解題によれば天国と地獄を描写した作品だという。平原作品にはこのような物語性が豊かでスケールの大きなものが多くある。翔年は音楽だけでは理解できないので、パンフレットの助けを借りてなんとか理解したつもりになっている。

8 オペラ座の怪人 作曲:ウェーバー
この迫力満点の演奏を聴いて、平原ファンは誰もが満足する曲。



 縁あって2006年から平原誠之を応援しています。ようやくヨーロッパでもアメリカでも彼の音楽家としての才能を賞賛される機会が増えてきており、大変喜んでいます。
 興味のある方は平原誠之のHPhttp://www.bravi-classical.com/index.htmlで演奏を試聴して下さると嬉しいです。DVDもCDも試聴できます。よろしくお願いします。


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