映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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ECBはユーロを救えるか

21日の日経平均は8459.98(+123.50) 雲の下 基準線8432 転換線8477を上に抜けた。ボリンジャー TP8461の近辺 MACD RCIは底うち。ダウの上昇を受けて節目まで戻した形だが、基準線、TP近辺で明確な方向感はでていない。

ダウは12103.00(+2.57) 雲 基準線 転換線の上 ボリンジャー プラスσ12122の下 MACD RCIは底打ち。急騰のあと足踏み、直近高値12257を抜けていないので、まだ上昇に転じたとは言いにくい水準。

ドル円は78.06 雲 基準線77.43 転換線77.83のすぐ上 ボリンジャー TP77.61の上 MACD RCIは反発。ドル高含みだが、明確な方向感に乏しい。

ユーロ円 101.83雲 基準線 転換線102.71の下 ボリンジャー マイナスσの下 MACD RCIは反発。少しユーロが戻したがまた下降。下降基調を維持。


ECBの三年ものローンの供給オペは、予想以上に膨らみおよそ5000億ユーロにも達したとのことで、実質的には裏口からの量的緩和だという評価もあるようだ。かなりの部分は借り換えに使われているようであるが、格下げされた国債を抱える当面の銀行の資金繰りには安心材料である。しかしこのお金が国債購入に向かう保証はなく、民間への融資に向かうとも決まっていないので、効果を疑問視する声も強い。事実市場への効果は一時的だったようだ。VIX指数は20台前半まで落ちてきているが、イタリア国債はまだ6.5%。ECBは、政府に融資することは条約で禁じられているという立場を崩していないが、何らかの形で国債を買い入れて支える方策を取らないと根本的には市場は落ち着かないかもしれない。

北朝鮮については、後継者の思想や政策の情報も乏しく、権力の内部の動きも分からないため、予想が難しい。喪があけたところで権威を示すために軍事的な挑発に出てくる可能性は排除出来ない。その一方父親程の独裁的権威を持たないため、平和と改革解放をもとめる中国の影響力が拡大する可能性もある。中国としても、バブルが崩壊しかかっており、各地で暴動が頻発している時にこれ以上火種を増やしたくなかろう。北朝鮮が孤立と貧窮から脱するいい機会だが、楽観は禁物だ。
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