jojuさんのブログ

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金融政策は市場以上の先読み(大局観)が必要ーボラテリ増大ー

 今年は(まだ終わってませんが)、QE3はなく、欧州は利上げし、ソブリン不良債権の処理は遅々として進まず。

 総じて、市場は先を見て動くのに、政治は政策効果を見てから動いている(逆噴射も多々あり)。

 

 これでは不況時のリフレは不足気味となり、バブリー時の金融引き締めも遅れる。 景気変動の上下の局面では、こういう対応は危険です

 不況脱出のための緩和期間は長期化し、バブル潰しのための引き締めは急激になるからです。

 次なるバブルの巨大化や、リーマンショックのような急激なバブル崩壊を引き起こすことになります。

 つまり、景気変動のボラテリテイを高めることになり、潜在成長率への下押し圧力になるのです。

 

 グリーンスパンは証券化バブル看過で批判されているが、それ以外では概ね市場を先取りした十分な金融政策を打てていた。

 日欧米とも学究肌の政策担当者になりつつある現状では、政策遅れ、小出し、不十分のリスクは回避し難いかも、、。

 現実の世界では、学問の世界のような検証をしていたら手遅れになるのだが、実際の市場に(身銭を切って)日々関わった経験がないと、この皮膚感覚は身に付かないのかも、です。

  もちろん、無能な担当者よりはベターですが、政策遅れのリスクは回避し難い??

 

 

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