映画ずきのしんちゃんさんのブログ

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恐怖指数上昇、ダウ急落

30日の日経平均は8700.29(-0.94) 雲の下 基準線8728の手前、 転換線8611は堅持。 ボリンジャー TP8729の下  MACD RCIは上昇。下降基調を脱する節目の基準線、TPに届かず、その手前でとまり、十字足に近い気迷いの線。ダウが大きく下げているので、節目を抜けずに再び下落する可能性が高い。シカゴ日経平均先物は現時点で8575に下落、転換線を割り込んでいる。

ダウ10913.38(-240.60) 雲 基準線の下 転換線11073を下抜けた ボリンジャーマイナスσの下、 MACD RCIは頭打ち。節目を維持できず大きく下落。 このところ攻防の切所となっている週足の雲の下限11017、長期の節目である月足基準線10996も割り込んで、9月の安値10597を試しにいく展開。節目をいずれも下抜けているので、どこでとまるか見えにくいが、10700あたりから何本も下ひげがでており、このあたりが支えになるといいのだが。

ドル円は77.129 転換線、基準線76.97を上に抜け 雲の下限77.33のすぐ下 ボリンジャープラスσ77.22の下 MACD RCIは上昇。基準線を抜けて一応円高基調は脱した形だが、まだノーマルなふれの範囲で、目先も基調転換というのは早い。雲が上に垂れ込めており、週足はまだ下降基調で、週足転換線78.09にも届いていないので、この上にはかなりの抵抗がある。

ユーロ円 103.281雲 基準線 転換線104.24にタッチして下落に転じ ボリンジャーはマイナスσ104.12の下、 MACD RCIは上昇。買戻しの局面だったが節目に届かず、下降基調を脱することはできていない。

恐怖指数が再び急上昇、42を上に抜けた。アメリカ同時テロと同等の水準になりつつある。モルガンスタンレー株が、フランスの銀行に多額の債権をもっているということから、10.5%も下落。欧州のソブリン危機が、銀行セクターへと波及する兆候をみみせてきた。リーマンショックの再来という悪夢がかなり現実味を帯びてきたと市場がみている、ということであろう。ドイツ議会が承認した7月のレベルの救済策ではもはや全く歯が立たず、EFSFも数倍にスケールアップして、ギリシャの国債のデフォルトが、スペイン、イタリアに波及し、欧州の金融危機に発展する可能性を、徹底的に封じ込めないと、最悪のシナリオが現実になる危険がある。一方中国経済のスローダウンへの懸念も広がってきている。上海総合も、月足、週足、日足すべて基準線、転換線の下で下降基調で、ボリンジャーもいずれもマイナス2σ近辺で、下降の勢いが強い。消費者信頼感やIMSなどのアメリカの経済指標は比較的良好だったようだが、反応薄だ。リーマンの時より深刻なのは、財政、金融とも手詰まりに陥っており、いったん火がつくと、火消しをするだけの水がないかもしれない、ということだ。
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