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Raguelさんのブログ

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暴落局面における日本の政治家の発言


今回の世界同時株安の局面で日本の政治家が口走った発言によって、図らずも彼らの認識の甘さが露呈したようです。曰く、

渡辺金融担当相(1/4 )
 株式相場が大幅に下落して始まったことについて
 「こういう不安定な時代に波乱はつきもの。波乱の原因を考えてきちんと対策を打ち出せばいいだけの話」

町村信孝官房長官(1/7)
 年明けからの株安について
 「日本経済の実態と関係あるかといえば、関係がないな、という印象」

額賀財務相(1/18)
 市場で株安、円高が継続していることについて
 「今の時点で一喜一憂する状況ではない」

福田首相(1/22)
 連日の株安で日経平均株価が1万3000円台を割ったことについて
 「国際的な株安であり、日本の経済実態から来るものではない」


「人間ならば誰にでも現実のすべてが見えるわけではない。多くの人は、見たいと欲する現実しか見ていない」というカエサルの言葉があります。
愚衆の本質を鋭くえぐった名言ですが、大臣が見たいと思う現実しか見ていないのでは話にならない。

いやいや、一国の大臣たるもの、そんな馬鹿者のはずがない。
現実を見抜いた上で、「民は之を由らしむべし。之を知らしむべからず」という姿勢を示したかったのかもしれません。
しかし、これは「民衆に本当のことを理解させるのは難しい。だから、とにもかくにも信頼せしめよ」というのが本当の意味であって、上に引用したような科白では信頼も何もあったものではない。
「知らせてはいかん、服従させておけ」という意味に誤解しておるのならば話は別ですが。

そもそも、大臣の意味を持つ「相」という字のもとの意味は「じっくり見る」こと。
凡人には見えない、見たくないものをよくよく見て、それによって王を補佐するところからこの字が大臣の意味を持つものとして使われるようになったと言われています。洋の東西を問わず、頭の良い人の考えるところは全く同じであるということですね。

こうした観点からすれば、我が祖国の大臣は落第というしかありません。

渡辺金融相や額賀財務相の放言は論ずるに値せず。

町村官房長官や福田首相の発言は一見もっともらしく思えますが、説明になっていない。
日本の経済実態との関係がないなら、何だと考えているのか。
政府の対応を見る限りでは、株安の本質的な原因は「不良債権問題」と考えているフシがある。
だから、日本の教訓を米国に生かしてもらいたいとか、日銀に対して世界の中央銀行と歩調を合わせて金利引下げすべし、などという発言が出てくるのでありましょう。

確かにサブプライムローン問題の本質はそこにあるという認識は正しい。
しかし、日本株安の原因も同じと考えているとすれば、大きな間違いを犯すことになります。

もし日本株が売られる理由がそれだけなら、サブプライムローンの不良債権のカタがつけば、これを端緒とした下落前の株価水準に戻るのか?
多くの経済評論家の方々が言っておられるように、日本株が売られる最大の理由は日本に対する将来性、成長力が見限られたからです。これは外国人も国内の個人投資家も同じことです。

従って日本株安に対する本質的な対策は、政府が日本の成長力を担保することであり、そのために現在のさまざまな非効率な仕組み、構造を改革することを世界に対してコミットすることになるわけです。

愚衆の一人である私にさえ判るこんな簡単なことが、一国のリーダーたる大臣の面々が判らんはずもない。知っていて、なお知らぬふりをしているだけですか?
もしそうならば、それは政治家としての責任放棄であり最大の罪であると言わざるを得ませんが。

まさか「鈍感力」という流行言葉に染まっているのか?という皮肉を込めたのが、先日の暇人様のコメントへの返答の真意だったわけです・・・

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登録日時:2008/01/26(01:17)

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